2022年10月15日
戯曲のことばにおける実験(<没後100年の鷗外像>ラウンドテーブル)
日本比較文学会第60回東京支部大会
- 開催年月日
- 2022年10月15日 - 2022年10月15日
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
- 主催者
- 日本比較文学会東京支部
- 開催地
- 早稲田大学文学学術院を基点とするオンライン開催
- 国・地域
- 日本
<没後100年の鷗外像>は、特別講演(今橋映子)とラウンドテーブル(古田島洋介、大西由紀、張偉雄)からなる企画であった。大西の発表内容の概要は以下のとおりである。
森鷗外は三木竹二と共訳した初期の翻訳戯曲(『調高矣洋絃一曲』(明治22年)など)においては外国の登場人物に歌舞伎風のせりふ回しで語らせているが、後年には日本の歴史劇の登場人物に「現代語」を用いさせている(『静』(明治42年)など)。戯曲のことばにおいて鷗外がどのような実験を行っていたか、その背景にはいかなる理念があったのかを、金子幸代氏・井戸田総一郎氏らの先行研究を踏まえつつ検討する。
森鷗外は三木竹二と共訳した初期の翻訳戯曲(『調高矣洋絃一曲』(明治22年)など)においては外国の登場人物に歌舞伎風のせりふ回しで語らせているが、後年には日本の歴史劇の登場人物に「現代語」を用いさせている(『静』(明治42年)など)。戯曲のことばにおいて鷗外がどのような実験を行っていたか、その背景にはいかなる理念があったのかを、金子幸代氏・井戸田総一郎氏らの先行研究を踏まえつつ検討する。