2016年
一般大学生における発達障害の傾向について : AQ,WURS,学習面の困難状況指標を用いた予備的調査
人文研紀要
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- 巻
- 83
- 号
- 83
- 開始ページ
- 131
- 終了ページ
- 143
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 中央大学人文科学研究所
本研究では,一般大学生を対象に,自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder),注意欠如・多動症(Attention-deficit/hyperactivity disorder),限局性学習障害のそれぞれの傾向の把握を行った。更に,これまで本邦ではあまり調査されていなかった一般大学生における限局性学習障害傾向についての調査を行い,ASD・ADHD傾向との関連性について検討した。124名の一般大学生から回答を得た結果,学習に困難を抱えている大学生は16. 1%であった。また,学習に困難を抱えている大学生は,学習に問題のない大学生よりも,情緒面や,コミュニケーション,対人関係の問題を抱えていることが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0287-3877
- CiNii Articles ID : 120006640111
- CiNii Books ID : AN00011343
- CiNii Research ID : 1050282677683682048