共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

民事訴訟における主張過程についての基礎的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
15K03208
体系的課題番号
JP15K03208
配分額
(総額)
3,120,000円
(直接経費)
2,400,000円
(間接経費)
720,000円

主な研究成果の概要は、以下のとおりである。第一は、審理過程論は、争点決定手続や宣誓制度という一定の制度を背景とする議論であり、そのような制度を有しない法体制の下では、当該制度の欠缺を補完する法理(具体的には、情報開示義務・事案解明義務等である)が必要となることである。第二は、主張過程においては、裁判所との関係では、当事者は事実(情報)・証拠の処分権能を有しているが、当事者間の関係では、事実(情報)・証拠の処分権能を必ずしも有していないことである(主張過程に当事者間の情報流通機能を見出す方向での議論が必要となる)。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K03208/15K03208seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K03208
ID情報
  • 課題番号 : 15K03208
  • 体系的課題番号 : JP15K03208