岩井 圭司

J-GLOBALへ         更新日: 19/01/15 14:11
 
アバター
研究者氏名
岩井 圭司
URL
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020263387/
所属
兵庫教育大学
部署
学校教育研究科
職名
教授
学位
博士(医学)
その他の所属
日本トラウマティック・ストレス学会(公社)ひょうご被害者支援センター神戸大学甲南大学
科研費研究者番号
20263387

プロフィール

精神科の医師ですが、現在は教員養成大学で臨床心理学・精神保健学を担当しています。
専門は精神病理学、主たる関心領域はPTSDをはじめとする心的外傷関連領域、および統合失調症。

いま最も力を入れているのは、精神的被害の法廷評価、すなわち「被害者鑑定」です。
これを、刑事精神鑑定、成年後見に係る民事精神鑑定に次ぐ「第3の精神鑑定」と位置づけ、より多くの医師・心理職が積極的に裁判関与できる環境づくりをめざし、研究・啓発・提言を行っています。
この十年間で、私的鑑定を合わせると90余件の裁判に関与してきました。

臨床家としては恩師中井久夫教授のほか、中井先生を通してH.S.Sullivanに学び、また近年はM.Ericksonに私淑しています。

1961年大阪生まれ。奈良で育ち、1980年大阪教育大学附属高校天王寺校舎卒業、1986年に神戸大学医学部医学科卒業。
精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、同 指導医、日本臨床心理士認定協会認定臨床心理士。

委員歴

 
2015年6月
 - 
現在
日本トラウマティック・ストレス学会  会長、代表理事
 
2015年6月
 - 
2015年6月
日本トラウマティック・ストレス学会  大会長
 
2014年4月
 - 
現在
日本精神神経学会  心理技術職の国家資格化に関する委員会 委員
 
2006年4月
 - 
現在
日本精神病理学会  評議員、編集委員
 
2011年6月
 - 
現在
岩手県教育委員会  スーパーバイザー
 
2009年4月
 - 
現在
(公社)ひょうご被害者支援センター  副理事長
 

研究分野

 
 

経歴

 
2014年4月
 - 
現在
神戸大学大学院医学研究科 客員教授
 
2016年4月
 - 
2017年3月
兵庫教育大学大学院 学校教育研究科人間発達教育専攻 専攻長
 
2011年4月
 - 
2013年3月
兵庫教育大学 発達心理臨床研究センター センター長
 
2008年4月
 - 
2012年3月
兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程) 副研究科長
 
2005年4月
 - 
現在
兵庫教育大学 大学院学校教育研究科 教授
 

受賞

 
2007年5月
日本精神神経学会 精神医療奨励賞
受賞者: 岩井圭司(NPOひょうご被害者支援センターを代表して)
 

論文

 
岩井 圭司
臨床精神病理   39(2) 170-173   2018年8月   [査読有り][招待有り]
不安とは何か得体の知れないものに脅かされているという感覚である。もともとそれらは、合理的な「根拠」を欠いている。しかるに今日、福島第一原発事故後の放射線被害に関する不安について、「それは根拠なき不安である」ということがしばしば言われている。しかし、一般に科学的根拠によって不安は解消しない。問われるべきは不安の「原因」である。放射線不安の原因は、われわれが事故後の放射線漏出をコントロールできていないことにこそあると考えられる。精神病理学は、このことについて社会に向かってもっと積極的に発言する...
岩井圭司
日本森田療法学会雑誌   29(1) 47‐49   2018年4月   [招待有り]
対人関係の今日的意義 症状として、治療標的として、戦略として
岩井 圭司
精神科治療学   33(4) 401-405   2018年4月   [招待有り]
対人関係は外部から観察可能であり、また記述による伝達と共有が、自覚(主観)症状(の言語的報告)よりも、格段に確実で容易である。そして、対人関係とその変化は、個人の精神内界の力動的な変化を反映する。この意味で対人関係は、精神医学症状論における自覚症状と他覚症状の2分法を克服する"第3の症状"とでも呼ぶべきものである。このことに関して本稿では、Sullivan,H.S.の構想した対人関係論に基づく精神医学の理論と対人関係療法(IPT)の治療戦略を概観し、対人関係を精神科治療において治療標的とし...
岩井 圭司
精神科治療学   33(1) 21-25   2018年1月   [査読有り][招待有り]
妄想知覚は真正(真性)妄想の一型であり、統合失調症に特異的な症状であるとしてSchneider,K.の1級症状にも取り上げられている。しかし、妄想知覚の出現率については国によって、また諸家によって大きな開きがあり、このことが統合失調症の診断指標としての妄想知覚が近年あまり顧みられなくなっている一因となっている。本稿では妄想知覚の概念範囲を整理した上で、妄想知覚がなおも有効な診断指標であること、そして統合失調症心性に接近するための手がかりとなることを述べた。(著者抄録)

書籍等出版物

 
H.S. サリヴァン (担当:共訳)
みすず書房   1995年2月   ISBN:4622040972
慶應義塾大学出版会   2013年2月   
星和書店   2005年4月   ISBN:479117710X
阪本 健二 (担当:編者)
星和書店   1999年1月   ISBN:4791103890

講演・口頭発表等

 
岩井圭司
日本精神神経学会総会プログラム・抄録集   2018年   
岩井圭司
日本トラウマティック・ストレス学会大会プログラム・抄録集   2017年5月30日   
岩井圭司
日本森田療法学会プログラム・抄録集   2017年   
岩井圭司
日本精神病理学会プログラム・抄録集   2017年   
岩井圭司
日本トラウマティック・ストレス学会大会プログラム・抄録集   2016年5月10日   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
精神科医の民事裁判への関与(鑑定、証言等)を促 進するための研究
民事紛争処理研究基金: 
研究期間: 2012年       代表者: 岩井圭司
 本研究では、被害者の権利擁護と円滑な裁判進行のために、精神科医の民事裁判に対するより積極的な関与をめざして、精神科医の積極的裁判関与に関する促進因子と忌避因子とを抽出することを試みた。
 日本精神神経学会の会員名簿に基づき、会員の約10%を無作為抽出し、mail-to-mail法によって質問紙を送付・回収した。その結果、204通の回答を得た。回答率は30.3%であった。
 成年後見制度に係る精神鑑定を除く民事裁判に関与(鑑定書、意見書の作成、法定での証言等)したことのある者は、回答者の4...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2005年 - 2007年    代表者: 岩井 圭司
裁判において精神的被害を正しく評価するためには、被験者の意識的あるいは無意識的な意図によって症状が過大に報告されることの少ない質問紙が必要である。その目的で、まずは外傷後ストレス障害(PTSD)診断におけるミネソタ多面人格目録(MMPI)の特性と有用性について検討した。対象としたのは自験例55例(うちPTSDは36例である)。従来からMMPI診断に用いられてきたプロフィール-4つの妥当性尺度と10の臨床尺度とからなるプロフィール-は、PTSDの病態を反映しており、PTSDと非PTSDをかな...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 冨永 良喜
児童養護施設で生活する小学5年生・6年生(65名)を対象に、ストレスマネジメントを基軸とした3泊4日の宿泊キャンプを実施した。キャンプ内容は、子どもが、自分が選んだプログラムをトレーナーと一緒に体験し、発表会というストレス事態を乗りこえる経験を通して、ストレスへのつき合い方を自然に学ぶこととした。前後に各児童養護施設に入所している児童(小学校5,6年生全員;125名)にストレス反応調査票(嶋田ら、1994)と子どものストレス対処尺度(冨永典、2003)と子ども版災害後ストレス反応調査票(冨...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 岩井 圭司
本来、防災教育はその災害時における実効性にとどまらず、ひろく精神保健、サイコエデュケーション、さらには人権教育、道徳教育につながるパースペクティヴを有している。しかし、防災教育と実際の防災計画との連携はこれまでのところ乏しいものであるし、その連携についての提言もほとんどなされていないのが実情である。そこで本研究では、防災計画と防災教育の統合をめざして、実効ある防災計画・防災マニュアルを同時に防災教育の教材としても活用可能なものとする方途をさぐった。昨年度われわれは、都道府県および政令指定都...

学歴

 
1986年3月
 - 
現在
神戸大学医学部医学科 医学部 医学科