2020年6月
大学病院における非医療従事者を対象とした簡易型心肺蘇生講習会の有効性の検討(第3報) 継続開催による累積効果
日本臨床救急医学会雑誌
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- 巻
- 23
- 号
- 2
- 開始ページ
- 99
- 終了ページ
- 104
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本臨床救急医学会
目的:院内非医療従事者に対し、「緊急コールシステムの説明」「胸骨圧迫」「自動体外式除細動器(automated external defibrillator、以下AED)の使用法」に特化した簡易型心肺蘇生講習会(以下、講習会)を継続開催し、得られる意識の変化を検証した。方法:院内非医療従事者に講習会を開催し、受講前後でアンケートを実施した。「反応確認」「胸骨圧迫」「AEDの使用」に関する自覚的認識(自信)の変化を、受講回数別および受講前後で比較した。結果:受講前の自覚的認識(自信)は、全項目で回数を重ねるごとに増加した。反応確認および胸骨圧迫ができると答えた者は、4回目までは受講前後で増加した。AEDを使用できると答えた者は、3回目までは受講前後で増加し、4回目以降は、受講前でも自覚的認識(自信)は大幅に低下しなかった。結論:院内非医療従事者に講習会を継続開催することは、講習会単回ごとの教育効果にとどまらず、反復受講による累積効果が認められた。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1345-0581
- eISSN : 2187-9001
- 医中誌Web ID : U717480005