2013年4月 - 2017年3月
急性冠症候群の系統的実態把握ならびに救急搬送・診療ストラテジーの確立に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、急性冠症候群(ACS)の治療成績改善を目指し、病院前の救急搬送体制及び、病院到着後の治療に関するデータベースを構築し、救急搬送されるACSの実態把握と課題の検討を目的とした。パイロット地域である大阪府泉州地域におけるデータ解析の結果、ACSと診断された症例351例のうち、救急隊が用いるプロトコルでACSが推定された患者は224例(63.6%)であった。ACSの危険性がある患者を広く抽出するプロトコルの開発と救急隊の患者アセスメント能力の強化が必要と考えられた。
本研究を踏まえ,大阪府全域を網羅した救急搬送事例の登録システムの構築・運用に当たって必要な知見を提供している。
本研究を踏まえ,大阪府全域を網羅した救急搬送事例の登録システムの構築・運用に当たって必要な知見を提供している。
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- 課題番号 : 25460750
- 体系的課題番号 : JP25460750