2011年11月 - 2016年3月 中性子磁気散乱高次過程の観測による強相関電子系の研究 日本学術振興会 科学研究費補助金:基盤研究(A) 基盤研究(A) 電子の遍歴-局在転移、電子多極子秩序、さらに磁気・電荷秩序相と接する超伝導などの非自明な電子物性の機構解明には、磁気モーメントのミクロな秩序と揺らぎの観測が重要である。長年その目的に供されてきた中性子散乱法は、近年の線源性能の向上や高束線ビーム化により、従来は検出できなかった散乱シグナルの観測へと進展している。本研究では、ブリルアン散乱法や偏極中性子利用も視野に入れてこれまでアクセスできなかった測定への進化を目指しながら、遍歴-局在のデュアリティー性を示す近藤格子、鉄系超伝導の相図と磁気相関、ワイルフェルミオン系などを明らかにする成果を得た。 担当区分 研究代表者 配分額 (総額) 41,340,000円 (直接経費) 31,800,000円 (間接経費) 9,540,000円 資金種別 競争的資金