2012年8月
fMRIによる精神鎮静法時における脳機能画像変化の検討 聴覚性課題負荷による検討
臨床麻酔
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 36
- 号
- 8
- 開始ページ
- 1155
- 終了ページ
- 1163
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)シービーアール
歯科治療時の精神的なストレッサーを軽減する目的で、静脈内鎮静法が歯科領域の臨床で頻用されている。今回、成人健康ボランティア男性10名を対象とし、プロポフォールによる静脈内鎮静法時における聴覚刺激に対する脳機能変化について、functional magnetic resonance imaging(fMRI)により検討した。その結果、プロポフォール鎮静時には、Controlで認められていた側頭葉聴覚野の賦活が有意に抑制された。また、脳領域間結合解析からプロポフォールによる鎮静法時に、聴覚情報は、聴覚情報の入力から一次聴覚野(A1)に至るまでの経路、そして、A1領域の情報処理過程の両方に作用し抑制が生じる可能性が示唆された。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 0387-3668
- 医中誌Web ID : 2012322240