MISC

2010年1月

【C型肝炎】 肝癌の再発抑制 C型肝炎関連肝癌根治後のインターフェロン療法による予後改善効果に関する検討

犬山シンポジウム
  • 山本 和秀
  • ,
  • 萩原 宏明
  • ,
  • 桑木 健志
  • ,
  • 歳森 淳一
  • ,
  • 大西 秀樹
  • ,
  • 中村 新一郎
  • ,
  • 小林 功幸
  • ,
  • 岩崎 良章
  • ,
  • 能祖 一裕

27回
開始ページ
103
終了ページ
105
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)メディカルトリビューン

C型肝細胞癌(C-HCC)根治的治療後にIFN治療が行われたIFN群52例(平均62歳、PEG-IFN 31例)とIFN治療を行わなかった対照群239例(平均67歳)で治療成績等を比較した。IFN群のSVR率は55.8%、3年生存率はIFN群96%、対照群79%、初回再発率は3年でSVR群43%、対照群61%といずれもIFN群で有意に良好であった。PEG-IFN群と非PEG-IFN群の間、1b高ウイルス群とその他の群の間で生存率、再発率とも差は認めなかった。多変量解析では、予後不良因子はIFN治療なし、ALB低値で、初回再発危険因子は腫瘍多発、AFP高値、ALB低値であった。PEG-IFN群のSVR率は61.3%、5年生存率はIFN群100%、対照群56%、初回再発率は3年でSVR群44%、対照群70%といずれもPEG-IFN群で有意に良好であった。多変量解析による予後不良因子はビリルビン高値、ALB低値で、初回再発危険因子は腫瘍多発、ALB低値であった。

ID情報
  • 医中誌Web ID : 2011202608

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