講演・口頭発表等

放射線グラフト吸着材を用いた地下湧水中のホウ素除去特性

第50回放射線化学討論会
  • 保科 宏行
  • ,
  • 瀬古 典明
  • ,
  • 笠井 昇
  • ,
  • 岡田 健治
  • ,
  • 植木 悠二
  • ,
  • 玉田 正男
  • ,
  • 弥富 洋介
  • ,
  • 尾方 伸久

開催年月日
2007年10月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
宇治
国・地域
日本

地層処分のための地質調査研究では、坑道の掘削に伴う地下水の湧出が問題に挙げられている。東濃瑞浪超深地層研究所の立て坑からの湧水(30m$^{3}$/h)には環境基準値を超えるフッ素・ホウ素が含有しており、大規模な排水処理設備を設けて処理を行っている。一方、放射線グラフト重合法により作製した繊維状のグルカミン型吸着材はホウ素に対して良好な性能を示し、かつ高速での除去処理が可能である。そこで、本吸着材を用いて、地下湧水中に溶存するホウ素除去試験を行った結果、空間速度50h$^{-1}$から500h$^{-1}$の広範囲においてホウ素除去が可能であった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5010845