基本情報

学位
博士(経済学)(大阪大学)

J-GLOBAL ID
200901052389825466

この十年ほどは、とくに「農」と「食」に関連した産業の展開とそのブランド形成の過程について、経済史・経営史を主軸に、現場の方々からも学びの機会を頂きながら、歴史的に、多面的に明らかにすることに取り組んでいます。具体的には、明治期に農業部門の殖産興業政策の一貫として海外から輸入され導入が試みられた林檎と、その国内筆頭産地に成長していった青森県に注目しています。同県の人々がいかにして切磋琢磨・協力しながら林檎の栽培に挑み、その市場を創造・開拓していったのか、どのようにして生産・流通面で工夫を凝らし付加価値の高い商品を作り上げ、紆余曲折ありながらもそのブランドを育て守りつつ地域の経済と社会を持続させてきたのかを示すことが研究の主題です。ここから浮かび上がってくる林檎を梃子として市場経済に巧みに適応していく同地域の人々の姿は、後進性とともに語られてきた戦前期東北農業・農村の、新たな一面を示すものであると考えています。同時に、そのような動きと並行して地域の人々の生活環境がどう変容していったのかについて、経済面に限らず、健康や教育、文化面など、さまざまな角度から解明することを目指しています。

研究キーワード

  7

受賞

  1

論文

  10

MISC

  5

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  36

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6