2016年3月4日
自閉症スペクトラム障害のある子どものストレッチ時における 姿勢の改善に関するビデオセルフモデリングの効果
岡山大学教師教育開発センター紀要
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- 巻
- 6
- 号
- 開始ページ
- 49
- 終了ページ
- 58
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18926/CTED/54020
- 出版者・発行元
- 岡山大学教師教育開発センター
本研究では,自閉症スペクトラム障害のある生徒に対して,ストレッチ時の姿勢改善のためにビデオセルフモデリング(VSM)による指導を実施し,その効果を検証した。実験デザインとしては,ストレッチを構成する4つの姿勢(「伸展」「前屈」「捻転」「側屈」)間の多層ベースラインデザインを用いた。さらに,「伸展」については反転デザインを合わせて用いた。その結果,「伸展」と「前屈」で,VSM 導入直後の行動変容が確認された。また,「伸展」では,VSM の導入と除去,再導入のいずれにおいても行動変容が確認された。「捻転」については,VSM のみでは行動変容が確認されず,リハーサルと視覚的明示を追加する中で初めて行動変容が確認された。「側屈」では,それらの方略を加えても行動に変容が見られなかった。標的行動間でVSMの効果に差が認められたことについて,日常生活におけるこれら4種類の体操姿勢の使用頻度の違いの視点で考察された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18926/CTED/54020
- ISSN : 2186-1323
- CiNii Articles ID : 120005723288
- identifiers.cinii_nr_id : 9000002338342