2020年3月
JAEA収着データベース(JAEA-SDB)の開発; 2019年度における収着データ/信頼度情報の拡充
JAEA-Data/Code 2019-022
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- 開始ページ
- 40
- 終了ページ
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-data-code-2019-022
放射性廃棄物地層処分の性能評価において、放射性核種の緩衝材, 岩石及びセメント系材料中での収着現象は、その移行遅延を支配する重要な現象の一つである。今回、性能評価における収着分配係数(K$_{\rm d}$)設定のための統合的手法の構築の基礎として、収着データベース(JAEA-SDB)のデータ拡充を行った。本報告ではK$_{\rm d}$設定や収着モデル開発の最近の取り組みにおいて課題として抽出された以下に示す3つの系(粘土, 堆積岩及びセメント系材料)に着目して実施した、K$_{\rm d}$データと信頼度情報の拡充について報告する。今回の更新において、60の文献から6,702件のK$_{\rm d}$データとその信頼度情報が追加され、JAEA-SDBに含まれるK$_{\rm d}$データは69,679件となり、全データのうちの約72\%のデータに対して信頼度情報が付与されたこととなる。今回更新されたJAEA-SDBによって、今後の性能評価における収着パラメータ設定に向けて、有効な基盤情報を提供するものと期待される。
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- DOI : 10.11484/jaea-data-code-2019-022