2018年5月
パルスパワー技術によるコンクリート瓦礫の除染・再利用に関する研究
日本原子力学会和文論文誌
- 巻
- 17
- 号
- 2
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 66
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/taesj.J16.037
福島第一原子力発電所の事故によって放射性セシウムによって汚染されたコンクリート瓦礫が発生しており、さらに、将来の原子炉の廃止措置に伴って多量の放射性コンクリート廃棄物が生じることが想定される。床や壁等のフラットな表面の除染には既存技術が有効であるが、コンクリート瓦礫に対する除染技術の適用性については課題がある。本研究では、パルスパワー放電技術の適用性可能性に着目して、汚染コンクリートの骨材とセメントペーストへの分離と、それぞれの放射能測定による基礎的な試験と評価を実施した。試験結果より、汚染コンクリートの骨材とセメントペーストへの分離によって、放射性コンクリートの除染と減容が達成される可能性が示された。
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- ID情報
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- DOI : 10.3327/taesj.J16.037
- ISSN : 1347-2879