講演・口頭発表等

3次元FE解析による低接地率基礎浮上り挙動の検討,1; 検討概要と基礎浮上り解析の機能検証

2022年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会
  • 崔 炳賢
  • ,
  • 西田 明美
  • ,
  • 川田 学
  • ,
  • 塩見 忠彦
  • ,
  • 太田 成*
  • ,
  • 園部 秀明*
  • ,
  • 猪野 晋*

開催年月日
2022年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
札幌(online)
国・地域
日本

本研究では、建物の基礎浮上りに係る既往実験又は解析を対象として、3次元詳細解析モデルを用いた再現解析を行い、低接地率となる場合の基礎浮上りに係る解析手法の妥当性について確認した。特に、試験体底面の付着力の違いによる建物の加速度、速度等の応答への影響、解析手法の精度等について考察した。また、建物の応答に係る解析結果への影響が大きいと判断された解析パラメータについては、感度解析により解析結果への影響を具体的に確認した。さらに、解析コード間の差を確認するため、3つの解析コード(TDAPIII, E-FrontISTR, FINAS/STAR)を用いて同条件で解析を実施した結果、概ね同等な解析結果が得られ、低接地率に至る挙動を再現できることを確認した。本報では、基礎浮上り解析における適切な解析条件等を確認するため、3つの解析コードを用いて、文献に示されている解析について再現解析を実施した。具体的には、地盤インピーダンス解析、静的解析及び正弦波加振による動的解析を実施して、文献に示されている理論解や解析結果と比較した結果について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5074348