1995年 - 1996年
実地盤上に建つ鉄骨立体骨組の観測による建物-基礎-地盤系の同定と地震応答実験
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
コンピュータと地震応答解析技術の進歩により、地震動に対する構造物の応答を数値シミュレーションできるようになったが、その妥当性は用いる数字モデルの妥当性に大きく依存するので、より実証的なシミュレーション技術や実応答の観測結果との比較によって検討する必要がある。本研究では、一般の建物より意図的に強度を低く設計した鉄骨造3階建てのモデル構造物(弱小モデル)の応答観測結果3例を、部分構造オンライン地震応答実験ならびに数値シミュレーションと比較し、実際の弾塑性地震応答がどの程度再現されるかを検討したものである。実際の筋かい部材の載荷実験にもとづくオンライン地震応答実験は、準静的な載荷にもかかわらず、実際の動的応答観測結果をかなりの精度で再現することができた。
- ID情報
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- 課題番号 : 07455215
- 体系的課題番号 : JP07455215