講演・口頭発表等

国際会議

核融合中性子源の高速液体リチウムターゲット流を持つ下流導管におけるキャビテーション解析

30th Symposium on Fusion Technology (SOFT 2018)
  • 平川 康
  • ,
  • 古川 智弘
  • ,
  • 朴 昶虎*
  • ,
  • 近藤 浩夫*
  • ,
  • 小柳津 誠*

開催年月日
2018年9月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
イタリア

大強度核融合中性子源のビームターゲットとして使用するために液体リチウムターゲットの検証を目指している、IFMIF/EVEDAリチウム試験ループ(ELTL)のリチウムターゲットアセンブリ(TA)の下流導管からキャビテーション現象のような音響ノイズが報告された。このキャビテーション現象の原因を明らかにするため、我々は音響放出(AE)センサーを用いて、リチウムターゲットの下流導管のバンドが始まる狭い領域でキャビテーションによる音響放出が発生したことを見つけた。そして、この衝突(初期到着)箇所を決定する方法が策定された。私々は、ELTLの曲がり配管タイプの下流導管で発生するキャビテーション現象をシミュレーションによって提案された解析法の適用可能性を評価した。結果として、キャビテーション現象の発生領域は液体リチウム流内での局所的な減圧と沸騰(気泡形成)の領域が発生し、導管内壁への衝突(バブル崩壊)箇所を特定することによって推定された。衝突箇所は、AEセンサーを用いて特定した箇所と同一であった。また、より安定でメンテナンス性を持つ設計として、キャビテーション発生を抑制するための傾斜直管タイプの下流導管の適用を提案した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063923