2016年4月 - 2019年3月
高圧空気カプセルによる心身の健康効果に関する臨床研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
弱高圧空気療法(HBAT)が疲労の予防効果を持つことを客観的に評価した。エルゴメータ負荷ののち運動終了後13分まで市販キットにて乳酸値を求めた。真HBAT(1.50気圧)は70分滞在とし、偽HBAT(1.05気圧)も同様に3日間連続実施し各種検査を実施した。主観的疲労度をBorgスケールで、真HBAT曝露前および連続3日間暴露後の血液中バイオマーカーをそれぞれ測定した。運動後の乳酸値は、真に比し偽HBAT群で全体的に高値であった。疲労度、バイオマーカー、他の生物学的感覚の改善効果は、いずれも有意差を示さなかった。真HBAT暴露によるLA値の変動に関する追跡調査をする必要を認めた。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K01803
- 体系的番号 : JP16K01803