2015年4月 - 2018年3月
日本語学習者の多義語の意味推測を促す要因の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、日本語の語種の一つである漢語の中で、日本語でしか用いられないいわゆる和製漢語について、日本語学習者の習得の背景を検討すること、および、こうした日本語の漢語の習得研究に必要な日中対照漢語データベースを構築することを主たる目的として、研究を行った。基礎データとなる日中対照漢語データベースについては、日本語能力試験(旧)4~2級の漢字二字熟語のうち、2078語を対象に、日本語と対応する中国語の語彙特性を搭載したデータベースを構築し、2017年3月に公開した。また、和製漢語の習得については、未習者と既習者を対象に調査を行い、未習者に推測容易な語ほど、既習者に習得されやすいことを実証した。
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- 課題番号 : 15K02656
- 体系的課題番号 : JP15K02656