共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

身体パフォーマンスによる高齢者の認知機能評価法及び認知機能向上運動の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究
  • 尹 之恩

課題番号
18K17958
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

高齢者認知機能の向上が健康な高齢者社会づくりの重要な要素である。本研究では高齢者でも自分の認知機能のレベルを自己判断できるように簡便かつ分りやすい自己点検が可能な認知機能評価方法を開発し、さらに、認知機能低下の予防できる運動プログラムを提案することを目的とした。
平成30年度の研究実施計画は、認知機能予防運動プログラムの効果検証を行うため、介入研究を立ち上げることをした。地域情報誌による女性高齢者を募集したところ約80人が応募した。その中、条件(①65歳~85歳の高齢者、②医師から運動を禁止されてない者、③1年間、週2回、運動教室の参加ができる者、④現在運動習慣がない者)に適合した50名を選定しランダムによる群わけを行い、介入群(25名)、対照群(25名)として設定した。介入期間は1年間とし、毎週2回(90分間)、二重課題運動およびウォーキングを実践した。メインアウトカムはアミロイドβおよび脳由来神経栄養因子(BDNF)とし、その他の検査項目として身体パフォーマンスおよび認知機能テストを行った。
また、運動実践有無と認知機能関連因子であるアミロイドβおよびBDNFとの関連性を調べるため運動実践者をさらに募集し、運動非実践者(介入研究の参加者)と比較検討した。その結果、BDNFに対しては有意な差が認められなかったものの、アミロイドβに対しては、運動実践者の血中アミロイドβが運動非実践者より多く存在していることが明らかになった。