共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年6月 - 2021年3月

学習活動の数理モデル化とそれに基づく修学指導システムの構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
18K18677
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
6,240,000円
(直接経費)
4,800,000円
(間接経費)
1,440,000円

平成30年度は,まず研究目的の一つ目の『学習管理システムに記録される学生の学習状況、小テストや課題の評点、最終成績 、ネットワークにおける行動、出席状況等の情報から、学生や授業ごとの局所的な「地図」の作成』に取り組むことを計画していた。具体的には、学習状態を取得するために、研究代表者の井上と研究分担者の伊達と後藤が所属大学で担当している授業において、(1)学内無線LANを通した学習管理システムの利用、(2)学習管理システム上での自習用演習問題や課題の提示、(3)スマートフォンによる出席情報の把握等を実施することを計画していた。
これらの研究計画に基づき、以下を実施した。(1)学内無線LANの整備。研究計画調書に計上していたように、無線LANアクセスポイントを教室だけでなく、アクティブ・ラーニングの場として整備しているピロティ、セミナー室等にも整備し、学生の学習のための接続環境と、その利用状況を把握できる基盤を整備した。(2)学習管理システム上での自習用演習問題や課題の提示。学内に構築している学習管理システム(LMS)上に、研究代表者の井上が担当する授業5科目と研究分担者の伊達が担当する1科目で、授業資料と演習問題を提示した。またSNS(LINE)上で演習問題を解くシステムを開発し、受講者に利用してもらった。(3)スマートフォンによる出席情報の把握。出席管理用のビーコンを導入し、研究代表者の井上と研究分担者の伊達と後藤が担当するすべての授業において、受講者所有のスマートフォンで出席をとるようにした。
今年度は、上記のように今後研究を実施するための情報収集の基盤整備を主に実施した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18K18677/
ID情報
  • 課題番号 : 18K18677

この研究課題の成果一覧

論文

  7

講演・口頭発表等

  19