2011年4月 - 2014年3月
骨増生の予知性を高める新規手法の開発とその効果の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
補綴治療は歯槽骨・顎骨の状態によって成否が大きく影響される.そのため,補綴前処置としての骨の増生は重要であり,より患者の負担が少ない方法が多方面より模索されてきているが,まだ問題も多い.本研究では,軟組織の治癒を促進し,感染制御可能かつ骨形成を促進することができる手法をスタチン系高脂血症治療薬を用いて開発することを目的とした.その結果, ポリ乳酸ポリグリコール酸共重合体をシート状に加工したものにスタチンを含浸させ,軟組織,硬組織両者の治癒が促進できることが示唆された.同様に,当研究グループで開発したアパタイト系骨補填材にスタチンを含有することで,骨形成が促進されることが示唆された.
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23390445
- 体系的課題番号 : JP23390445