2020年9月 - 2022年3月
埋入時注水冷却で歯科インプラント体の早期脱落を予防する
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
インプラント体を用いる歯科補綴治療の期間短縮のために即時・早期負荷を選択することが増えており、埋入時の初期固定獲得が治療成功のための必須条件とされている。アンダーサイズドリリングは初期固定獲得のための一般的な術式である。しかし過度のアンダーサイズドリリングによる高トルク埋入は早期失敗の一因とされておりその術式は諸刃の剣であるともいえる。インプラント手術に際し、埋入窩形成時には骨の火傷防止のために注水冷却を行うが、埋入時には一般的ではない。申請者はこれまで、高トルク埋入がインプラント体周囲骨治癒に与える影響、それに伴う周囲骨内の形態変化(空隙の出現)が荷重負荷時の骨内応力・ひずみ分布に与える影響、埋入時の周囲骨内温度上昇などに関して検討を行ってきた。
これらの研究過程で過度のアンダーサイズドリリングによる高トルク埋入時の周囲骨内の形態変化は、埋入時の周囲骨内温度上昇により惹起されている可能性があるという仮説を着想した。温度上昇は注水することにより術者が軽減する事が出来る。そこで、本研究の目的は、埋入時 の注水冷却が骨内の形態変化を軽減し、即時・早期負荷に適した骨治癒に寄与するかを明らかにすることである。
ここまで注水下における埋入時の周囲骨内温度変化の計測方法に関して検討を行い秘術的な問題が発生している。今後計測方法に関して更なる検討を行う。
これらの研究過程で過度のアンダーサイズドリリングによる高トルク埋入時の周囲骨内の形態変化は、埋入時の周囲骨内温度上昇により惹起されている可能性があるという仮説を着想した。温度上昇は注水することにより術者が軽減する事が出来る。そこで、本研究の目的は、埋入時 の注水冷却が骨内の形態変化を軽減し、即時・早期負荷に適した骨治癒に寄与するかを明らかにすることである。
ここまで注水下における埋入時の周囲骨内温度変化の計測方法に関して検討を行い秘術的な問題が発生している。今後計測方法に関して更なる検討を行う。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K23031
- 体系的課題番号 : JP20K23031