塩素年代測定における妨害原子のイオン分子反応による抑制
第11回イオン移動度研究会
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- 開催年月日
- 2023年4月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 八王子
- 国・地域
- 日本
AMSにおいて、塩水系の地下水の年代測定に重要な塩素-36($^{36}$Cl)測定は妨害核種となる硫黄-36($^{36}$S)の影響により他の核種よりも測定が困難である。一般に$^{36}$Clと$^{36}$Sを分離するには、6MV以上の加速電圧が必要となる。そこで本研究は、イオンファネルを用いた反応セルを開発し、JAEA-AMS-TONO-5MVの低エネルギー側に組み込むことで目的核種の$^{36}$Clの妨害核種となる$^{36}$Sを選択的に抑制することを目的とする。