共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2020年3月

脳内、身体表現マーカの融合による装具評価法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 勝平 純司
  • ,
  • 松平 浩
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  • 山本 澄子
  • ,
  • 四津 有人
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  • 大村 優慈
  • ,
  • 岡 敬之

課題番号
16K01516
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

本研究の目的は三次元動作分析装置によって得られる身体表現マーカーとfNirs装置によって得られる脳活動の計測によって得られる脳内表現マーカーを融合させた評価方法を考案し,お互いのマーカーの分析を実施することで,脳卒中片麻痺者が試用する装具評価方法や選定方法にいかすことである.
fNirs装置を用いて2018年度まで健常者15名を対象とした基礎計測を終了し,脳卒中片麻痺者7名を対象とした計測を実施した.健常者を対象とした計測において,体幹直立位を保持する装具を装着すると脳の特定領域の活動が低下することがわかった.片麻痺者7名については短下肢装具を装着した者と裸足の者に分けて脳活動計測と歩行分析を実施した.片麻痺者7名の脳活動のデータ解析を行った結果,麻痺のレベルや歩行能力によって脳活動の変化にばらつきがみられることがわかった.
片麻痺者においては体幹装具と短下肢装具を組み合わせた歩行分析を実施し,バイオメカニクス的な評価を実施した.バイオメカニクス的な評価指標としては骨盤と体幹の三次元的な角度に加え,下肢関節角度とモーメントを組み合わせて装具装着による姿勢の変化によって生じる運動学,運動力学的な指標の分析を実施した.股関節の伸展を促す装具を装着しつつ足関節の固定性の高い短下肢装具を装着すると,片麻痺者の歩容が乱れてしまうことがわかった.体幹装具と短下肢装具を組み合わせた歩行分析の結果については,国際学会において発表を実施した.