2020年6月
原子力機構における高燃焼度高温ガス炉燃料の研究開発
Mechanical Engineering Journal (Internet)
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- 巻
- 7
- 号
- 3
- 開始ページ
- 19-00571\_1
- 終了ページ
- 19-00571\_12
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1299/mej.19-00571
原子力機構において、750$^{\circ}$Cから950$^{\circ}$Cの様々な高温熱利用を目的とした小型実用高温ガス炉や第四世代原子炉フォーラムの提案する超高温ガス炉のための燃料設計が進められてきた。これらの高温ガス炉の経済性を高めるため、原子力機構は従来のHTTR燃料よりも3$\sim$4倍高い燃焼度においても健全性を保持可能な高温ガス炉燃料の設計手法の高度化を進めてきた。その最新の成果として、カザフスタンとの国際協力の枠組みで実施している高燃焼度高温ガス炉燃料の照射後試験において、燃焼度約100GWd/tにおける高速中性子照射量に対する燃料コンパクトの照射収縮率が明らかとなった。さらに、高燃焼度高温ガス炉燃料の実現に向けた今後必要とされる研究開発について、実験結果に基づいて述べる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1299/mej.19-00571
- ISSN : 2187-9745