2013年4月 - 2016年3月
非経済的要因を組み込んだ青果物消費構造モデルの構築と検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では、非経済的要因にも考慮した青果物消費の規定要因に関する研究を行った。主な成果は以下の通りである。需要体系分析では、サラダは家庭消費に浸透してきており、少人数世帯ほど消費が増加してきていることが明らかとなった。また共分散構造分析では、野菜と果実ともに健康・安全志向が消費量に影響しており、野菜では調理志向、果実では共食志向が消費量に影響していることが明らかになった。以上の結果から、青果物の消費拡大には、健康・安全面をアピールするとともに、野菜では調理メニューの提案とカット野菜での消費拡大、果実では一緒に食べることの楽しさの遡及が有効であると考える。
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- 課題番号 : 25292137
- 体系的課題番号 : JP25292137