共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2020年3月

精神症状を併発する認知症患者と介護者の社会的孤立への統合的介入方法の検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 佐藤 順子
  • ,
  • 仲秋 秀太郎
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  • 三村 將
  • ,
  • 成本 迅
  • ,
  • 川口 彰子

課題番号
16K04394
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

1. 精神症状を併発する認知症患者とその家族の社会的孤立に関しての実態調査;認知症患者と家族の社会資源の利用状況を、調査質問紙を利用して、介護保険の介護認定度だけでなく、実際に給付されている介護サービスの1週間の時間やその内容及び在宅での介護に要した時間などを把握する。加えて、Social Support Questionnaire (SSQ)(Furukawa et al.1999) を用いて、介護者をサポートする人の数及びその人から得られる主観的満足感も測定し数量化する。サポートする人や家族構成も把握する
2. 統合的な介入方法の治療プログラムの作成 1; 認知症の精神症状への行動的介入療法:認知症の精神症状の出現前後の出来事を、ABC分析を用いて詳細に検討する。このアプローチのために介護者は患者と介護者の双方の1日の行動を記録する。このような方法で、認知症の精神症状がどのような不適応行動として生じているかを明らかにし、介護者の抱える問題を明確化し、介護者が抱える自責感を軽減し、認知の歪みを修正していく。2;ソーシャルサポートに関する介入:主介護者以外の家族や介護支援専門員にも、患者の精神症状とそのABC分析や介護者の介護負担、コーピングのタイプ、不眠などの情報を伝える。
結果: 実態調査では、認知症の精神症状の高い介護者は低い介護者に比較すると、否定的なコーピングスキルを行う介護者が多く、抑うつ 孤独感なども有意に高かった。認知症の精神症状の高い介護者にソーシャルサポートに関する介入を施行中であり一定の効果をあげている。

ID情報
  • 課題番号 : 16K04394