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HAZOP diary(安全分析日誌)

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2019/01/05

色彩学入門 カラーユニバーサルデザイン、色と安全

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色彩学入門―色と感性の心理
東京大学出版会(2009/05/01)
大山 正 (編集), 齋藤 美穂 (編集)







第7章 色のデザイン
7.2 カラーユニバーサルデザイン

7.2.2 カラーユニバーサルデザインの背景
b) 分子生物学的手法によるハイブリット遺伝子の発見
p.130
「何をもって色覚正常とするか」

c)先天性色覚異常における個人差
p.131
「L錐体にもM錐体にもハイブリット遺伝子が存在し、L錐体とM錐体の遺伝子における塩基配列はきわめて相同性が高い(98%)ことがわかった」

p.132
「従来、一部の身体検査基準に設けられていた色盲不可、色弱可の基準はより適切な対応を求められている。」

7.2.4 カラーユニバーサルデザインの大原則
p,135
「首都圏の地下鉄路線図はカラーユニバーサルデザインを配慮して、駅番号と路線番号がついた。」

7.3 コンピュータを用いた色のデザイン

p148
Apple Human Interface Guideline 2008,6,9

http://developer.apple.com/documentation/UserExperience/Conceptual/OSXHIGuidelines/XHIGIntro/chapter_1_section_1.html
との記述がある。2019年1月現在有効なURLは
https://developer.apple.com/design/human-interface-guidelines/macos/visual-design/color/

参考文献
p.159

Asenjo, A.B., Rim. J., & Orphan. D. D. 1994, Molecular determinants of human red/green color discrimination, Neuron. 12.1131-1138

Merbs. S. L., & Nathans. J., 1992a, Absorption spectra of human cone pigments, Nature, 356, 433-435
Merbs. S. L., & Nathans. J., 1992a, Absorption spectra of the hybrid pigments responsible for anomalous color vision, Science, 258, 464-466

Nathans J., Thomas D., & hones. D. S., 1986 Molecular genius of human color vision: The genes encoding blue, green and red pigments, Science 232 193-202
Nathans. J., Piantanida. T. P., Eddy, R.L., Shows. T.B., & HOogenes. D. s., 1986, Molecular genetics of inherited variation in human color vision. Science 232, 203-210

Neitz. J., & Jacobs, G. H., 1986, Polymorphism of the long-wavelength cone in normal human color vision., Nature, 323, 623-625

Neitz. J., & Jacobs, G. H., 1990, Polymorphism of normal human color vision and its mechanisms., Vision Research, 30, 621-636

Orphan, D.D., Asenjo, A. B., Lee, N., & Pelletier. S. L., 1991, Design, chemical synthesis, expression of genes for the three human color vision pigments, Biochemistry, 30, 11367-11372

山口明彦・北原健二 他 1996, ヒト網膜における赤・緑視物質の発言量(抄録)、日眼会誌, 100, p.215

第9章 色と安全

安全色の経緯の説明がわかりやすい。

p.182 ASA Z 53-1 (1953)を母体にしており、国際的にもかなり早くからなされていたことから、ISOにおける安全色規格が誕生したのちにも、長年JISはISOとは異なる独自路線を歩んできた。」
「21世紀に入り規格の国際適合化を測るためISOは安全色規格の改訂を実施した。」

p. 186 
「図9.2 ,東京と北京における色の潜在危険度の比較(落合ら, 2007)」
「東京と北京における色の潜在危険度を比較した結果を図9.2に示す。これにより、8色の洗剤危険度の順位は、東京では赤(R)>黒(Bk),黄(Y)>赤紫(RP)、オレンジ(O)>青(B)、緑(G)>白(W)の順であり、北京では黒、赤>白、黄、赤紫、オレンジ>青、緑の順であった」
p187
「安全色のリスク認知に関する普遍性と文化的差異について明らかにすることは、安全色の国際標準を確立する上で十分検討の余地があるだろう.」
p.191
ポケモン事件 
「1997年12月子供向けアニメーション番組 ポケットモンスターを視聴した子供たちを中心に軽重さまざまな症状(けいれん発作・意識障害から眼の痛み・不快気分など、さまざまな程度の健康被害)を訴える人々が現われ、全国で700名近い患者が医療機関に搬送された」
「赤と青のきわめて明るい色を含むシーンが十数Hzの周波数で交互に繰り返される刺激(フリッカー刺激という)だった」

第9章の参考文献
p.193 
落合信寿、船越美保子、齋藤美穂, 2007, 安全色のリスク認知における北京と東京の比較:予備調査報告、日本色彩学会誌、31, pp268-275

日比野治雄、佐野裕子、2000、ポケモン事件の視覚的ストレスに関する認知的要因, アニメーション研究, 2, p5-11
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