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2018/10/04

2018年の古代ギリシア・ローマ史関連文献リスト

Tweet ThisSend to Facebook | by K.shunsuke

2018年(一部に2017年末のものを含む)に日本国内で公表された古代ギリシア・ローマ史関連の文献リストです。もともとは在外研究中に日本国内の研究動向にキャッチアップするため、あくまで個人的にメモしていたものです。そのため書誌情報の書き方に適当な部分があります。必ずしも実物を目にしたわけではなく、twitterその他で情報を得ただけのものもあります。ですので情報の正確性は保証できません。


※追記1 10月5日、論文一本追加(増永「ローマ帝政前期小アジア」)

※追記2 10月6日、論文一本追加(川本「古代ローマにおける視覚軸」)

※追記3 10月7日、史料翻訳一本追加(秋山『ストロマテイス』)

※追記4 10月10日、その他一点(大城『古代文字入門』)、講演記録一本(同志社大学編)追加

※追記5 10月14日、論文一本追加(瀧本「古代末期の地誌表現」)

※追記6 11月2日、論文一本追加(小堀「古代ローマ文明における身体)
※追記7 11月22日、論文二本追加(足立「神の前に立つ私」、毛利「ケーンスス」)
※追記8 12月14日、論文二本(齋藤「巡礼」、反田「製粉・製パン業者」)、その他三点(長谷川「スパルタ」、前野「呪詛と魔術師」、高畠他『古代ギリシアの暮らし』)追加
※追記9 12月28日、訳書一点(『アルシノエ』)、著書一点(久松『古代ギリシア教父』)、論文五本(大川「ゲラサのレギオン」、小堀「デルポイ」、小石「グリフィン」、千ヶ崎「初期ユダヤ教」、山野「テル・レヘシュ」)、史料翻訳三点(ウィクトル『皇帝列伝』、ヒッポリュトス『全異端反駁』、クイントス『ホメロス後日譚』)、講演記録一点(ランペ「初期キリスト教徒」)追加
※追記10 2019年1月16日、著書一点(砂田『共和政ローマ』)、論文6本(酒嶋「ヘレニズム期初頭」、遠藤「漱石とパレオロガス」、高草木「ルーマニア王国」、林「中世ヨーロッパ」、山本「第二回三頭政治」、坂口「ポンペイの組合」)追加。

○訳書

・J. W. イェーガー(曽田長人訳)『パイデイア:ギリシアにおける人間形成』(上)知泉書館、2018年

・ロバート・R・カーギル(真田由美子訳)『聖書の成り立ちを語る都市:フェニキアからローマまで』白水社、2018年(原著2016年)

・エリザベス・ドネリー・カーニー(森谷公俊訳)『アルシノエ二世:ヘレニズム世界の王族女性と結婚』白水社、2018年(原著2013年)

・C. N. コックレン(金子晴勇訳)『キリスト教と古典文化:アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』知泉書館,2018年

・ジョイス・E・ソールズベリ『ペルペトゥアの殉教』白水社、2018年(原著1997年)

・M. ビアード『SPQR ローマ帝国史』(全2巻)亜紀書房、2018年(原著2015年)

 

○著書

・井福剛『古代ローマ帝国期における北アフリカ:カルタゴ周辺地域における文化と記憶』関西学院大学出版会,2018年。

・大澤耕史『金の子牛像事件の解釈史:古代末期のユダヤ教とシリア・キリスト教の聖書解釈』教文館、2018年。

・砂田徹『共和政ローマの内乱とイタリア統合― 退役兵植民への地方都市の対応』北海道大学出版会、2018年。

・蔀勇造『物語アラビアの歴史 :知られざる3000年の興亡』中央公論新社、2018年。

・加藤哲平『ヒエロニュムスの聖書翻訳』教文館、2018年。

・比佐篤『貨幣が語るローマ帝国史 権力と図像の千年』中央公論新社、2018年。

・久松英二『古代ギリシア教父の霊性:東方キリスト教修道性と神秘思想の成立』教文館、2018年。

・南川高志編『歴史の転換期1 B.C.220年 帝国と世界史の誕生』山川出版社、2018年。

・南川高志編『歴史の転換期2 378年 失われた古代帝国の秩序』木村靖二,岸本美緒, 小松久男監修 (山川出版社, 2018年。

・吉武純夫『ギリシア悲劇と『美しい死』』名古屋大学出版会、2018年。

 

○論文(古代ギリシア・ヘレニズム世界)

・阿部拓児「プロスキュネシス考 ‐ギリシア語文献にみるペルシア宮廷儀礼‐」『西洋古典学研究』662018年、1- 13頁。

 ・阿部拓児「クテシアスとヘロドトス―ギリシア史学史におけるペルシア史叙述の伝統」『洛北史学』20、2018年、95-120頁。

 ・石田真衣「プトレマイオス朝期エジプトにおける在地勢力の再編 -嘆願書を手がかりに-」『西洋古典学研究』662018年、35-45頁。

 ・伊藤正「ホロイ、ヘクテーモロイおよびセイサクテイア:セイサクテイアは『負債の帳消し』だったか?」『西洋史学論集』55、2018年、28–48頁。

・小石絵美「古代ギリシアのグリフィンの起源:図像学的変遷の再検討」『美術史』68(1)、50-65頁。

・小堀馨子「デルポイの神託」杉木恒彦、高井啓介編『霊と交流する人びと:媒介者の宗教史』下、リトン、2018年。

・齋藤貴弘「古代ギリシアの『巡礼』:エレウシスの秘儀入信を中心に」『四国遍路と世界の巡礼』3、2018年、56–63頁。

酒嶋恭平「ヘレニズム期初頭における後継者ーポリス間の権力構造

 -アンティゴノス一世とデメトリオス一世の臣下に対するを中心

にー」『史林』101(5), 1–36 (731–766)頁。

 ・柴田広志「近年のセレウコス朝研究の展開とペルガモン王国の動向」『関学西洋史論集』41、2018年、3–8頁。

 ・髙橋翔「《ゲネレオス群像》におけるヘラの守護:アルカイック期サモスの奉納彫像と女神崇拝に関する一考察」『美術史』67(2018), 282–97頁。

 ・高橋亮介「ギリシア語パピルス史料から見たプトレマイオス朝エジプトの採石活動」『人文学報歴史学・考古学』46、1-21頁、2018年

 ・竹内一博「アッティカのデーモスにおけるディオニュソス神官職』」『西洋古典学研究』662018年、14- 22頁。

 ・納冨信留「伝プラトン著『第七書簡』の再検討 ‐前四世紀の書簡文学から-」『西洋古典学研究』662018年、23- 34頁。

 ・長谷川岳男「ヘレニズム世界の歴史的意義について:ギリシアとローマの間で」『関学西洋史論集』41 (2018), 17–28

 ・波部雄一郎「ヘレニズム時代の都市におけるギュムナシオン:最近の研究動向を中心に」『関学西洋史論集』41 (2018), 9–16

 ・藤井崇「消滅するヘレニズム世界」南川編『歴史の転換期1』84141頁。

 ・古山夕城「アルカイック期クレタにおける文字の社会的機能:私的銘文の数量分析的考証」(特集西洋史における破壊・崩壊と構築・創生)『駿台史学』162,2018, 1–36頁。

 ・星野宏実「マネトン『エジプト史』とヘレニズム世界:プトレマイオス朝エジプトにおける歴史認識の変化」『史窓』/ 『史窓』編集委員会 編, 2018, 131–52

 ・ダニエル・ゴメス=カストロ、藤井崇「ギリシアの『招かれた帝国主義』についての小論:前4世紀初頭の小アジア」『関西学院史学』45、2018年、32–48頁。

 

○論文(古代ローマ)

・足立広明「神の前に立つ『私』:女性使徒テクラの自己洗礼と自己決定」『ジェンダー史学』14、2018、5-20頁。

・井福剛「古代ローマ時代北アフリカにおける景観変化と公共建造物:トゥッガにおけるフォルム周辺部の景観変化を中心に」『文化学年報』 67 (2018), 159–83

 ・伊藤雅之「共和制中期ローマにおける外国使節への贈物」『史学雑誌』127(2018), 180–208頁。

 ・上杉崇「5世紀後半におけるガリア教会とトゥール司教の『権威』」『西洋史学報』4420183365頁。

 ・江添誠「考古資料からみる第一次ユダヤ戦争のガリラヤ攻防における戦闘状況」『軍事史学』54(2)、2018年、38-58頁。

 ・ゲイル・エドワード「《研究動向》元首政期ローマ海軍について」『軍事史学』54(2)、2018年、119-142頁。

遠藤直子「漱石とパレオロガス -日本はいつローマ帝国と出会ったか?-」『史叢』99、2018年、13–25 (左60–72).

・大清水裕「北アフリカにおけるローマ皇帝礼拝の展開」『滋賀大学教育学部紀要』67, 2018, 123–37頁。

 ・大清水裕「ローマ帝政期北アフリカにおける軍隊と社会 ―ハドリアヌス帝の演説を中心に」『軍事史学』54(2)、79-98頁、2018年9月。

 ・小川潤「帝政初期ローマ皇帝によるガリア統治政策とドルイド弾圧再考 ‐皇帝属州ガリアにおけるローマ化の一断面」『クリオ』322018年、114頁。

・大川大地「ゲラサのレギオン:マルコ福音書5章1-20節の伝承史的・社会史的分析と考察」『聖書学論集』49、2018頁、49-81頁。

 ・河島思朗「ギリシア語の方言とラテン語の標準語:共通語・公用語に関する文学の役割」『日本語学』37(2018), 66–80

・川本悠紀子「古代ローマにおける視覚軸 ―考古学資料の見地から」、『建築の歴史・様式・社会』中央公論美術出版、2018年、pp.81-89

 ・加納修「西ヨーロッパ世界の再編」『歴史の転換期2』72121頁。

小堀馨子 「古代ローマ文明における身体 ―葬送儀礼から看取できる身体観の変遷」 牛村圭編 『文明と身体』 臨川書店、2018年、39~64頁。

坂口明「ポンペイの組合」『史叢』99、2018年、70–84 (左1–15)

頁。

・坂田道生「《アラ・パキス・アウグスタエ》の《アエネアス・レリーフ》に関する一考察 -犠牲式表現に着目して-」『西洋古典学研究』662017年、59- 72頁。

 ・坂田道生「ローマ帝国における北部防衛戦線の成立について」『軍事史学』54(2)、2018年、15-38頁。

 ・新保良明「ローマ帝政前期における帝国官僚制-巨大帝国の『小さな政府』」、『多元文化』7 (2018), 左250-236頁。

高草木邦人「ルーマニア王国におけるトラヤヌス帝の「記

憶」 -トラヤヌス帝のダキア征服1800年記念を中心にー」『史叢』

99、2018年、26–40(左45–59)頁。

 ・高橋亮介「エジプト東部砂漠のローマ軍と『蛮族』」『軍事史学』54(2)、59-78頁、2018年。

・反田実樹「ローマ帝政前期の製粉・製パン業者-ローマ市の事例から-」『文化史学』74 (2018), 77–102頁。

・瀧本みわ「古代末期の地誌表現の伝統と初期キリスト教美術への継承─ハイドラの舗床モザイク《地中海の都市と島々》を出発点に─」越宏一(編)『中世美術の諸相』(ヨーロッパ中世美術論集5)竹林舎、2018年、279頁以下。

・千ヶ崎祥平「初期ユダヤ教における独身:エッセネ派/クムラン宗団およびテラペウタイを中心に」『聖書学論集』49、2018年、83-103頁。

 ・豊田浩志「三一二年のコンスタンティヌス軍」『軍事史学』54(2)、2018年、99-118頁。

 ・南雲泰輔「ビザンツ的世界秩序の形成」『歴史の転換期2』124173頁。

 ・西又悠「元首政期小アジアの都市間紛争解決と有力者の関与:ディオン・クリュソストモスの弁論を手がかりに」『神戸大学史学年報』33、2018年, 1–21頁

・ 西村昌洋「『ムーサに仕える輩たち』と後期ローマ帝国:教養知識人と帝国・皇帝体制」『史林』101(2018), 9–43

 ・長谷川岳男・豊田浩志「特集にあたって」(特集 古代ローマ軍事史研究の最前線II)『軍事史学』54(2)、2018年、4- 14頁。

林亮「中世ヨーロッパにおける古代ローマ軍の記憶の継承と受容に

ついて -ウェゲティウス『軍事覚書』の検討を中心にー」『史叢』

99、2018年、41–51 (左34–44)頁。

 ・藤澤綾乃「紀元二~三世紀の東地中海地域におけるシナゴーグの建設:考古学的遺構とユダヤ碑文の分析に基づいて」『史学』87、2018年、313–340頁。

 ・前野弘志「セト呪詛板の図像分析」『西洋史学報』442018132頁。

・増永理考「ローマ帝政前期小アジアにおける公共建築物と都市―エフェソスの碑文史料とディオン・クリュソストモスの弁論を材料に―」『古代文化』70(1)73-93、2018年。

 ・南川高志「帝国と世界史の誕生」南川編『歴史の転換期1』220頁。

 ・南川高志「帝国の民となる、帝国に生きる」『歴史の転換期1』146205頁。

 ・南川高志「総論 失われた古代帝国の秩序」『歴史の転換期2』219頁。

 ・南川高志「ローマ的世界秩序の崩壊」『歴史の転換期2』2069頁。

 ・宮嵜麻子「変わりゆく地中海」南川編『歴史の転換期1』2281頁。

・毛利晶「古代ローマのケーンスス -西洋古代国家と人口把握の試み-」『歴史学研究』978、2018年、13-23頁。

・山野貴彦「テル・レヘシュ シナゴーグ:後1世紀のガリラヤにおけるシナゴーグの新例」『聖書学論集』49、2018年、29-48頁。

・山本興一郎「第二回三頭政治中期における表象と相互作用 -偉大な

父の息子達の確執と模倣ー」『史叢』99、52–69 (左16–33)頁。


○講演記録

・キャサリーン・M・コールマン、福山佑子訳「講演古代ローマにおける剣闘士競技と野獣競技:近年の発見と研究動向」『西洋史論叢』39、2017年, 51–59

 ・クルト・A・ラーフラウプ、髙橋亮介訳「講演ユリウス・カエサル : 軍を率いた歴史家」『西洋史論叢』39、2017年、37–50頁。

 ・ロバート・C・T・パーカー、佐藤昇訳「『ポリス宗教』:宗教に関することはどこで決定されるのか」『クリオ』32号、2018年、2943頁。

・ペーター・ランペ、山吉裕子訳「地中海地域における初期キリスト教徒たちの超域的なネットワーク」『聖書学論集』49、2018年、105-125頁。

 ・マリア・テレーザ・ヒメネス-カンデーラ、吉原知志訳「翻訳ローマ法源の中の動物」『龍谷法学』50 (2018), 2561–2604。

・同志社大学人文科学研究所 編集兼発行 『ギリシア・ローマ史における歴史学と考古学 ― 歴史像の構築とその方法 ―』 2018年。

 

○史料翻訳

・アウレリウス・ウィクトル研究会訳『アウレリウス・ウィクトル『皇帝列伝』翻訳4』『上智史学』63、2018年、105-122頁。

・秋山学訳『アレクサンドリアのクレメンス ストロマテイス(綴織)1・2』(キリスト教教父著作集4, 1-2)教文館、2018年。

・伊藤照夫訳『プルタルコス モラリア4』京都大学学術出版会、2018年。

・大貫隆訳『ヒッポリュトス 全異端反駁』教文館、2018年。

・北見紀子訳『クイントス・スミュルナイオス ホメロス後日譚』京都大学学術出版会、2018年。

・高畠純夫『アイネイアス『攻城論』:解説・翻訳・註解』東洋大学出版会,2018年。

・戸田聡「マニ教資料翻訳集成(2):ケルン・マニ・コーデックス」『北海道大学文学研究科紀要』155(2018), 81–105。

 

○その他

・大城道則 編著  『図説 古代文字入門』 河出書房新社、2018年(50~57頁、比佐篤 「エトルリア文字」)

・佐藤昇編・神戸大学文学部史学講座著『歴史の見方・考え方:大学で学ぶ「考える歴史」』山川出版社、2018年。

・池口守「研究フォーラム食文化からみたローマ経済『歴史と地理 世界史の研究(254)』2018年, 58–61 頁。

・髙畠純夫、齋藤貴弘、竹内一博『図説 古代ギリシアの暮らし』河出書房新社、2018年。

 ・中川亜希「読書案内ローマ帝国の都市エリート」『歴史と地理』714(世界史の研究 255)山川出版社、2018年、43–46頁

 ・戸田善治,澤田典子「地中海世界における「古代」と「中世」:西洋史学と世界史教育のあいだ」『千葉大学教育学部研究紀要』66(2018), 267–76。

 ・長谷川岳男「スパルタの国制について教えてください」『歴史と地理』716(世界史の研究 256)山川出版社、2018年、46-48頁。

 ・前野弘志「古代地中海世界における呪詛と魔術師」『歴史と地理 719(世界史の研究 257)山川出版社、2018年、59-62頁。 



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