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2015/01/26

【追悼】アーニー・バンクス氏――「ミスター・カブ」は永遠に

Tweet ThisSend to Facebook | by suzumura

現地時間の1月23日(金)、米国大リーグのシカゴ・カブスの遊撃手であったアーニー・バンクスさんが死去しました。享年83歳でした。


幼少期から野球に親しんでいたものの、ブッカー・T・ワシントン高校時代には学校に野球部がなかったためバスケットボールや陸上競技を行っていたバンクスさんは、高校を卒業した1950年にニグロリーグのカンザスシティ・モナークスと契約し、1951年から2年間の兵役を経て、1953年にカブスに入団しました。


1953年から1971年まで19シーズンにわたってカブスに在籍したバンクスさんは、1962年に一塁の守備に移るまで遊撃手を務めました。


当時の大リーグでは、遊撃手に比較的小柄で敏捷な選手が多く、打力よりも守備力が重視されていました。その中で身長185センチ、体重81キロというバンクスさんは遊撃手としては大柄であり、実際にMVP2回、本塁打王2回、打点王2回、オールスター戦14回選出など、打力のある遊撃手として実績を残しました。


そのため、大リーグの歴史的展開から眺めれば、バンクスさんはカル・リプケン・ジュニアやデレック・ジーターら「大型遊撃手」と称される1980年代後半以降の遊撃手の先駆的存在であったといえます。


バンクスさんが残した主な記録には、次のようなものがありました。


・ナショナル・リーグ史上初めて2年連続でMVPを獲得(1958年、1959年)
・シカゴ・カブスの歴代最多出場(2528試合)
・シカゴ・カブスで最初の永久欠番(背番号14)
・シカゴ・カブスで唯一通算の長打の合計が1000を超える(合計:1009[二塁打:407、三塁打:90、本塁打512])
・シカゴ・カブスで最初のゴールド・グラブ賞受賞選手(1960年)


1999年に大リーグが「オールセンチュリーチーム」を選出した際、カル・リプケン、ホーナス・ワグナーとともに遊撃手として選ばれるなど、1950年代、1960年代を代表する選手として活躍したバンクスさんは、カブスを代表する選手として「ミスター・カブ」の呼び名を与えられ、長らくシカゴで最も著名なスポーツ選手として周囲の尊敬を集めました。


そのバンクスさんが残した名言の一つは"Let's play two"(もう一試合やろうよ)です。


この言葉が象徴するように、野球を愛し続けたバンクスさんのご冥福をお祈りします。


<Executive Summary>
Mr. Ernie Banks, Mr. Cub Is Forever (Yusuke Suzumura)


Mr. Ernest "Ernie" Banks, a former shortstop and the first baseman of the Chicago Cubs, passed away at the age of 83 on 23rd January 2015. He is one of the most remarkable players in the history of the Major League Baseball and recognised as a representative player of the Cubs. So he is called as "Mr. Cub".


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