研究ブログ

研究ブログ >> Article details

2009/06/14

CiNiiの中の人日記 - 番外編

Tweet ThisSend to Facebook | by i2k
昔話からちょっと離れて、12日はCiNiiのワークショップがありました。
事前の募集であっさりと定員を超えてしまい、締め切らないといけなかったようで、
多くの方に関心を持っていただけるのをうれしく思うのと同時に、
責任をひしひしと感じた次第です。

ワークショップでの講演内容や議論の内容は、
「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」にて事細かにレポートされています。
いつもありがとうございます!

全体の印象としては、やはりこういう活動なりサービスは多くの視線に
晒されることによってのみ鍛え上げられるのだなあ、ということです。
おかげさまで、1年前には考えられなかったほど、CiNiiは強く育ちました。
そして、これからも同じように見ていただいたり参加していただくことで、
もっとたくましくなっていくのだと思います。

個人的には、会場の盛り上がりもあって、「自分がやることのハードルを
上げてしまったなあ…」という発言をたくさんしてしまいましたが、
これも何かの縁(?)ということで改めて目標を高く設定しなおして、
開発を進めたいと思います。

ということで、まだ興奮冷めやらぬといったところなのですが、
ワークショップの間、そしてその後にいろいろ考えているうちに、
ずっともやもやしていた「自分なりのビジョン」が少し形になってきた
気がするので、それをいまのうちに書き留めておこうと思います。

それは「学術のウェブをつくる」という言葉に尽きます。

ぼくがCiNiiでやってきたこと、例えば書誌の完全公開やOpenSearch・RDFの
公開は、すべて「学術のウェブ」を実現するためのものでした。
(と、今日からはこのように説明することにします…)
そして、これからCiNiiの改良やその他のサービスを作るときには、
それが「学術のウェブ」のためであるかどうかで判断したいと思っています。

その究極の形は「論文検索サービス」や「ウェブ時代の電子図書館」とは
似て非なるもの、あるいは全然違うものになるのかもしれません。

当然のことながら、この考え方には異論・反論があるかと思います。
NIIの来歴、現状のCiNiiの位置づけや運営モデル、等々にそぐわない
部分があるかもしれません。
けれども、ぼく自身はこういう考えのもとでCiNiiに関わっているということを
明示しておくことで、今後起こるであろう議論の土台にしたいと思います。

いまのところ「学術のウェブ」はただの言葉・イメージであって、
何らかの具体的な姿があるわけではありません。
一緒に煮詰めていただける方を募るとともに、立場の異なる方と
議論させていただきたいと思っています。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

03:59 | Impressed! | Voted(1) | Comment(0)

カウンタ

22585