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2016/07/25

相良匡俊先生とのある思い出――没後満三年に際して

Tweet ThisSend to Facebook | by suzumura

昨日、法政大学社会学部名誉教授の相良匡俊先生が2013年7月24日(水)に72歳で逝去されてから満3年が経ちました。


相良先生とのお付き合いが法政大学大学院国際日本学インスティテュートに第1期生として入学した2003年4月から始まることは、すでに本欄でご紹介した通りです1


また、相良先生が国際日本学という研究分野の指して「多様な生活体験と多様な知的訓練のなかから生まれた、多様な物差しを用いて日本の社会と文化を観察し、そこに意味のある価値を見出す作業」であると指摘されたこと2が後世への伝言ともいうべきものであることも、ご案内の通りです3


このように書き記せば、私の大学院時代の指導教員が相良先生であったと考えられる方も少ないと思われるものの、実際には私は相良先生の指導学生でもなければ、「国際日本学合同演習」を除けば相良先生の講義を直接受講する機会もありませんでした。


私はいわば員数外的に相良先生と交流させていただいたものの、相良先生から受けた恩義の深さは、他の学生の皆さんに劣るものではないと常々感謝しているところです。


その中でもとりわけ私のとって重要な出来事は、2010年に起きました。


法政大学国際日本学研究所が毎年10月下旬ないし11月初旬にアルザス欧州日本学研究所(CEEJA)において国際日本学シンポジウム、通称アルザスシンポを開催しており、私も毎年参加させていただいていることは、本欄をご覧の皆様にとって周知のことと思います。


そして、私は、相良先生との関わりによってアルザスシンポに出席する機会を頂戴できたのでした。


すなわち、2010年10月31日(日)から11月2日(火)まで開催されたアルザスシンポジウム2010「日本のアイデンティティ――形成と反響」は、当初相良先生が出席される予定であったものの、校務との兼ね合いで参加が難しくなったため、私が相良先生の名代として出席させていただくことになったのです。


その後、私の研究活動にも私自身にも欠かすことの出来ないアルザスシンポジウムへの出席が実現し今日に至る第一歩が相良先生によってもたらされたことは、実にありがたく、そして名誉なことと今でも思い出されます。


これは、相良先生にまつわるごく個人的な、そして忘れがたい思い出の一つであります。


1 鈴村裕輔, 【追悼】相良匡俊先生とのいくつかの思い出. 2013年7月25日, http://researchmap.jp/jofu35zpu-18602/#_18602.
2 相良匡俊, "変な外人"考. 日本のアイデンティティを<象徴>するもの, 法政大学国際日本学研究センター, 2013, 203-204.
3 鈴村裕輔, 相良匡俊先生の「最後の伝言」. 2013年7月26日, http://researchmap.jp/jomf5ullb-18602/.


<Executive Summary>
One of Remarkable Memories of Professor Emeritus Masatoshi Sagara (Yusuke Suzumura)


On 24th July, 3 years have passed since Professor Emeritus Masatoshi Sagara of Hosei University had passed away at the age of 72 on 24th July 2013. On this occasion I remember a memory with Professor Sagara concerning on the "Alsace Symposium".


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