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2013/03/02

2012年度卒業論文の題目と要旨

Tweet ThisSend to Facebook | by なべ

2012年度の東京女子大学現代教養学部・人間科学科コミュニケーション専攻・渡辺ゼミ卒論題目と概要を紹介します.下記一番目の卒論は,「Webの構造の音声表現 〜スクリーンリーダーにおけるSpeaconsの有効性〜」という題目で3月の福祉情報工学研究会(WIT)で発表します.


Webの非言語情報の音声表現 ―スクリーンリーダーにおけるSpeaconsの有効性―
  • 目的:本研究は、Webページを構成する要素のうちWebの構造を示すSemantic要素とVisual要素をどのように音声化すれば視覚障害者にわかりやすいかという問題に焦点を当てた。具体的には以下2つの目的に取り組んだ: 1) 昨年度の卒論で有効性が確認されたSpeacons(読み上げる単語が音声として認識されなくなる程度までスピードを上げたもの)をスクリーンリーダーNVDAに実装し、視覚障害者を被験者としてその有効性を確認する、2) 人間の読み上げの工夫(話速、大きさ、ピッチ、間、抑揚、声の種類)、サイン音、Speaconsを取り入れたスクリーンリーダー用音声表現の仕様を決定する。
  • 方法:1) SpeaconsをNVDAに実装した際の有効性を検証するため、視覚障害者9名を対象に実験を行った。実験用サイトを既存のNVDA-AとSpeaconsを実装したNVDA-Bそれぞれで被験者に操作させ、課題に回答させた。各操作後にユーザビリティとメンタルワークロードを測る質問紙を行い、最後に全体のインタビューを行った。2) 人間の読み上げの工夫を知るための調査を行い、その結果から人間の読み上げの工夫、サイン音、Speaconsを取り入れたNVDAの仕様を決定した。
  • 結果:Speaconsの有効性を検証する実験の結果、タスク達成率、ユーザビリティ、メンタルワークロードにおいてNVDA-A、NVDA-B間に有意差は見られなかった。しかし、NVDA-Bの方がわずかにユーザビリティが高く、メンタルワークロードが低い傾向が見られた。インタビューでもSpeaconsに肯定的な意見が多く見られた。
  • 考察:Speaconsは、非言語情報とその他の文章を区別しやすい点、時間短縮につながる点でかなり有効であり、実装を望む被験者も多く見られた。しかし、Speaconsを有効に利用するためには、慣れの効果、早口でも聞き取りやすい合成音声、最適なピッチの設定が必要であることもわかった。今後これらの課題を克服すればSpeaconsの有効性がより明確に明らかになり,実際のスクリーンリーダーに取り入れることができるであろう。
  • キーワード:Web、非言語情報、CSS、合成音声、Speacons、サイン音、人間の工夫
Webのデザイン調整 ―サイズ調整機能の比較―
  • 目的:Webブラウザに表示されている文字や画像などの大きさを調整する方法には、様々な方法がある。そこで本研究では各種のサイズ調整機能をユーザビリティの観点から比較し、どのサイズ調整機能がユーザに望ましいのかを明らかにする。
  • 方法:】既存のサイトを用いて実験を行った。実験では、サイト制作者が作成した文字サイズ調整機能A(典型的にはページ右上にある文字拡大・縮小ボタン)、ブラウザに搭載されているサイズ調整機能B(本実験ではFirefoxのアドオンを用いてブラウザに拡大縮小ボタンを表示)、ブラウザのショートカットキーによるサイズ調整機能C(CTRLと+、又はCTRLと-)の3種類の調整機能のうちのひとつを使用する条件でサイトを閲覧しながらタスクに取り組み、タスクの達成時間と正答数を測定した。その後、ユーザビリティチェックアンケートと評価グリット法を用いたインタビューを実施した。
  • 結果:タスク達成時間は調整機能Bを使用した場合が有意に最も短く、調整機能Aを使用した場合が有意に最も長くなった。タスク正答数は調整機能Cを使用した場合が最も高く、調整機能Aを使用した場合が最も低くなった。また、Webユーザビリティ評価スケールとサイズ調整機能自体に関するユーザビリティチェックアンケートの結果から、調整機能Bは最も満足度が高く、調整機能Aは満足度が最も低い機能であることがわかった。最後に評価グリッド法を用いたインタビューの結果から、ユーザはサイズ調整機能に対して「期待通りの大きさになること」を最も重視していることが明らかとなった。
  • 考察:調整機能Aは「効率性」「効果性」「満足度」全てにおいて最も評価が低くなったことから、3種類のサイズ調整機能の中で最もユーザビリティが悪いサイズ調整機能であることがわかった。また調整機能BとCに関しては、調整機能Bがやや優れていることが示唆された。最後にインタビュー結果から、ユーザは「期待通りの大きさになる」といった機能面だけでなく、デザイン面や使用していて満足感を得られることにも期待していることがわかった。
  • キーワード:ユーザビリティ、サイズ調整機能、Web、文字サイズ、拡大・縮小、ショートカットキー、ズーム
視覚障害者の歩行ナビゲーション ―Android端末の加速度センサを用いた歩行距離の推定―
  • 目的:誰にでも入手可能なデバイスを用いて視覚障害者の屋外及び屋内のナビゲーションを支援するシステムを開発することが本研究の最終目標である。その第一歩として今年度は、Android端末に搭載されたセンサ類と独自のアプリケーションを用いて、東京女子大学の正門から教室まで視覚障害者をナビゲーションできるシステムの開発に取り組んだ。本研究では、このシステムに必要な機能の中でも特に重要となる、GPSが利用できない状況で歩行距離を算出する方法を検討した。具体的には、Androidに内蔵された加速度センサだけを用いて歩行距離を推定する手法を検討することがこの卒論の目的である。
  • 方法:まず、Android端末に搭載されている加速度センサの基本性能(0点のずれ,応答速度,機種ごとの違いなど)を調べた。次に、晴眼者を被験者として1周149mの長方形の道を歩く実験を行い、加速度センサのデータから歩行距離を推定する複数の式の妥当性を、式から求めた距離と実距離との差・被験者による違い・歩行速度による違い・再現性(10周分の算出式の分布)から検討した。
  • 結果:Android端末の加速度センサは端末毎に0点が異なるため0点補正が必要であることなどがわかった。加速度センサのデータから歩行距離を推測する5種類の式を考案し検討した結果、先行研究でも提案されていた身長から100cm引いた長さを歩幅として歩数から距離を求める式の他に、より単純な方法として、加速度の絶対値を積分した式が、本システムで利用できそうなことがわかった。これらの式には歩行速度依存性があるが、被験者ごとに簡単な一次式で補正することで、今回の実験条件では約3%の精度で歩行距離を推測できることがわかった。
  • 考察:今回の実験ではAndroid端末に内蔵されている加速度センサだけで約3%の精度で歩行距離が算出できたが、より多様な被験者(身長、歩き方、白杖を使用する視覚障害者など)や多様な歩行条件でも今回の方法が利用できるかどうかは不明である。また,今回のような方法では歩行時間が長くなるにつれて誤差が大きくなるので、ランドマーク(曲がり角,ドア,階段など)で位置を補正する必要がある。我々はQRコードを用いてこの補正をすることも考えているが、今回はQRコードの検証は行っていないため有効性を検証する必要がある。
  • キーワード:視覚障害、音声案内、ナビゲーション、Android、GPS、加速度、地磁気、QRコード
スポーツ中継の音声ガイド ―擬似3D音声による視覚障害者のためのリアルなスポーツ中継―
  • 目的:主に音声で情報を得る視覚障害者にとって、スポーツ視聴は内容理解だけではなく臨場感やスピード感も求められる。そのため、立体的な擬似3D音声の特性を活かした音声ガイドを利用し、その感覚を音で伝えスポーツの感動を共有することを今回の目的とする。
  • 方法:】<調査1>擬似3D音声ガイドを用いた実験のための音声を作成するにあたり、視覚障害者の現在のスポーツ中継についての考えを理解するためにインタビューを行った。<調査2>ロンドンオリンピックで行われた競泳競技について、テレビとラジオで放送された実況音声を、アナウンサーの発話内容を中心に比較した。その結果から、テレビの中継音声に対し音声ガイドで補うべき情報が何なのかを検討した。
    <実験>擬似3D化した音声ガイドを3種類作成し、テレビ中継にかぶせて視覚障害者に聞かせる実験を行い、与えた位置を判断する課題に対する回答の精度を測定して、音声ガイドごとの印象、擬似3D音声ガイドの有効性、内容についてインタビューを行った。
  • 結果と考察:<調査1>インタビューの結果、ラジオは音声のみで情報を伝えるという前提で制作されているため、試合について想像しやすい内容になっているが、テレビ音声では詳細な内容は事細かに表現しない。また、試合中の各段階の結果が知りたいので、それについて音声で説明し、さらに位置情報があると理解しやすいはずであるという意見があった。<調査2>位置や動作・表情、他選手についてや主述について言っているかいないかの違いがあった。<研究課題3>(1)音声ガイドによる説明は内容理解につながるが、あくまでガイドの内容についてはテレビ中継の補助になるようにすべきである、(2)擬似3D効果についてはスポーツの動きについての手掛かりとなり、そこから選手の移動を感じ臨場感を味わうことにつながるとわかった。この擬似3D音声ガイドを利用するに当たり気をつけるべきことは、予めガイドが何について説明し、何の動きを表現しているのか理解する必要があるということである。そ今後の課題としては、視覚障害者が位置を理解しづらいというサッカーなどの多くの選手が入り乱れる競技についての音声ガイドを用いた表現について検討することが考えられる。
  • キーワード:視覚障害、音声ガイド、擬似3D、音声、スポーツ、競泳
ウェブのナビゲーション ―新しいナビゲーションメカニズムの提案と評価―
  • 目的:高齢者のインターネット利用率が未だに低いのは、ウェブサイトで一般的に用いられているハイパーリンクが高齢者にとって使いにくいことが理由だと考えた。そこで本研究では、リンクのデザイン、ページ内のリンクの配置の仕方、ページの切り替わり方等の異なるサイトを提案し、大学生及び高齢者を対象にタスク実験を行い、その結果から、若年層と高齢者のウェブの利用特性の違い、従来のナビゲーション方法の問題点、年齢に関わらず使いやすいと感じるナビゲーション方法を検討する。
  • 方法:病院サイトを用いた実験を行なった。実験1では、従来のナビゲーション方法に加えて4種類の方法を提案し、それら5種のサイトを用いて、大学生20名にタスク実験、質問紙調査、インタビュー調査を行なった。実験2では、実験1で明らかになった各サイトの問題点を改善した4種のサイトを用いて、大学生24名にタスク実験、質問紙調査、インタビュー調査を行なった。実験3では実験2で最も評価の高かったサイトと従来型のサイトを用いて高齢者4名にタスク実験、質問紙調査、インタビュー調査を行なった。
  • 結果:質問紙調査1(WUS)と質問紙調査2の結果、サイトの全ページ内リンクを画面左側に縦一覧にまとめ、かつサイトの全コンテンツを1ページにまとめて、画面のリンクをクリックすることで"縦スクロールで移動するサイト"が大学生、高齢者共に使いやすく好ましいと評価され、タスク達成時間も最も短かった。従来型のサイトは大学生にはデザインの楽しさが評価されたが使いやすさや好ましさの評価は低く、リンクの配置の仕方やデザインによってユーザに気付かれにくいリンクがあるという問題点が明らかになった。
  • 考察:"縦スクロールで移動するサイト"の評価が高かったのは、リンクが一覧になっているために目的のリンクが探しやすい、リンクか否かの判断が容易である、全てのページが1ページにまとまっているためにリンクでクリックする方法とスクロールをする方法をユーザや状況に合わせて使用できる点が評価されたからである。また、スクロールさえすればサイトの全情報が見ることができるため、サイト内を行き来しなくても目的の情報へ辿り着けるという点で、高齢者の情報探索の不安を軽減できる利点も明らかになった。
  • キーワード:ウェブ、ウェブサイト、利用特性、ナビゲーション、ハイパーリンク
ウェブのユーザビリティとアクセシビリティ -新卒採用サイトのユーザビリティとアクセシビリティ-
  • 目的:企業にとってウェブサイトは情報公開をする上で大きな役割を果たしており、ユーザにとって最も信頼のおける情報源としてその重要性が高い。特に就職活動をする者にとって、企業の新卒採用サイトは信頼の置ける情報源として重要性が高いため、ユーザビリティとアクセシビリティの良さが求められるのではないかと考えた。そこで、本研究で企業のユーザビリティとアクセシビリティの現状を調査することにした。また、これまでの卒業研究から、動画や写真のあるサイトはユーザビリティが良い傾向にあること、そして動的ウェブはアクセシビリティが悪い傾向にあることが明らかになっているため、企業サイトでも同様のことが言えるのか調査すべく「動画・写真の多いサイト」と「動画・写真が少ないサイト」に分けてユーザビリティとアクセシビリティを調査した。また、動画や写真が多い採用サイトはユーザに「使ってみたい」という欲求を与えるのかについても同様に調査した。これらの目的を検証するため、以下3つの仮説を立てた。仮説1:動画と写真が多い採用サイトはユーザビリティ評価が高い。仮説2: 動画と写真が多い採用サイトは「使ってみたい」という評価が高い。仮説3:動画と写真が多い採用サイトはアクセシビリティ評価が低い。
  • 方法:株式会社マイナビの「2013卒マイナビ大学生企業人気ランキング」からの就職希望上位30社の中から「動画・写真が多いサイト」と「動画・写真が少ないサイト」をそれぞれ5つずつ、計10サイト選んだ。そして、つぎの手順に従って調査を行った。1.ユーザビリティ評価スケールを用いたユーザビリティ評価2.「使ってみたい」という欲求を測るスケールを用いたサイトの動機付け評価3.miCheckerによるアクセシビリティ評価以上の調査を行い、新卒採用サイトのユーザビリティとアクセシビリティの現状を調査した。
  • 結果:「動画・写真の多い採用サイト」と「動画・写真の少ない採用サイト」の平均値をt検定により検討したところ、ユーザビリティ評価の差に有意さはなかった。また、動機付けに関しても動画と写真が多いサイトと少ないサイトの間に有意さは無かった。アクセシビリティに関しても有意さは無いことが明らかとなった。
  • 考察:調査により「動画・写真の多い採用サイト」と「動画・写真の少ない採用サイト」の間でユーザビリティ・動機付け・アクセシビリティに差がないことが明らかとなった。しかし、調査対象サイト数を増やす・NVDAを使った調査を行う・ユーザ実験を行うなどの工夫をすればより正確な調査結果が出ると考えられる。
  • キーワード:新卒採用サイト、動画、写真、ユーザビリティ、アクセシビリティ、動機づけ
音と色の感性的マッピング
  • 問題意識:近年マルチメディアの発展はめざましいものである。マルチメディアでの創作にあたり、映像や音楽といった視覚的・聴覚的メディアは欠かせないものである。映像のイメージに合う音楽を付加する、または音楽のイメージに合う映像を付加することはしばしば行われるが、それがイメージに合うほどお互いの印象を強めることが可能である。視覚と聴覚の間の感覚的な対応付け(マッピング)が可能であれば、マルチメディアの更なる発展に役立たせることが可能である。
  • 目的:本研究では、「色聴」に着目し、音と色の対応付けを探った。「色聴」は特殊な人間だけに起こる現象とされているが、実は万人が持つ知覚であるが、意識している人が少ないだけであるという説がある。もし万人に「色聴」が備わっているならば、万人に共通する音と色の感性的マッピングが可能となり、マルチメディア作品の更なる発展を期待できる。
  • 方法:「色聴」の可能性のある「子ども群」「音感をもつ群」と、「子ども群」「音感をもつ群」の条件以外の「一般群」の3群に分けて実験を行い、音と色の対応付けにどのような関係性があるかを検証する。音刺激は、音楽の要素のうち単音・調について扱った。被験者にMIDI音源を聴かせ、その音のイメージをクレヨン16色を使用して答えさせた。またインタビューにおいて、音や色の好き嫌い、音楽経験を答えさせ、他に音と色の対応付けにあたっての要因があるか検証した。
  • 結果:「こども群」「音感を持つ群」「一般群」の3つの群で、多少の違いは見受けられるが、音と色の対応付けは3群で共通する一定の傾向が見られた。「子ども群」は最も解答にまとまりがあった。「一般群」は一定の傾向に沿っているが、他の2群より色が分散した結果となった。また「音感を持つ群」は独自のこだわりが強いため、全く傾向にはずれた解答も多く見られた。
  • 考察:「子ども群」では、音の単音・調においての音と色の対応付けに一定の傾向が見られた。この原因が学校教育などの既存の固定観念によるものであることを否定できない。しかし同時に「色聴」である可能性も高い群である。「音感をもつ群」はこだわりが強いため、色が散らばり、「一般群」では「色聴」感覚がないため色が散らばる結果となった。3群で一定の傾向が見られたものの、本研究では万人に「色聴」があるということはできなかった。「色聴」はまだ解明されていないことが多い分野であるが、本研究でも明らかな結果を示すことはできなかった。
  • キーワード:共感覚、色聴、音楽、色、子ども、音感
メールの有効な分類法 ―Gmailのスター機能にアイコンの数が及ぼす影響―
  • 問題意識:情報化が進む現代社会において、インターネットは人々にとって欠かせないものになった。その中でも、人々がインターネットを利用する際のコミュニケーション手段として、メールは欠かせないものとなっている。メールは、ユーザの使いやすさを考慮し、様々な分類機能を兼ね備えている。しかし、これらのメールの分類機能はユーザにとって使用しやすく有効的なものなのだろうか。特にGmailにあるスター機能は、アイコンの種類が12種類と多いため、ユーザは使いこなせるのだろうか。
  • 目的:本研究では、ユーザがよく使用しているWebメールとその分類機能を調べ、Gmailの独特な分類機能であるスター機能について、スター機能のアイコンの設定数の変化はユーザビリティ評価に影響するのか、またアイコンの意味に影響するのかについて調べることを目的とする。
  • 方法:まず、質問紙調査を行い、普段使用しているメールデバイス、Webメール、Webメールの中で使用している分類機能、スター機能の認知などの質問項目に回答してもらった。その結果を基に、被験者にGmailの受信ボックスに入っているメールを、スター機能を使用してアイコンの数ごとで分けた3条件で分類する実験を行った。その後、スター機能のアイコンの意味、スター機能のユーザビリティについてのアンケートを行った。
  • 結果:調査より、Gmailで最も使用されている分類機能はスター機能であった。また、12種類あるスター機能のアイコンのうち、調査対象者が「使いこなせる」と感じたアイコン数の平均値は3.57であった。実験では、4つのユーザビリティ項目について、スター機能で使用するアイコンの設定数の変化が影響していた。また、黄色スターアイコンの意味にもアイコンの設定数の変化が影響していた。
  • 考察:スター機能のアイコンの設定数によって、以下4つのユーザビリティ項目に対する評価が変化することが分かった。「好ましさ」はアイコンが5つの場合が最も多く、これは被験者が自分でアイコンを自由に選択できたため好感を持ったのではないと考えられる。「操作の分かりやすさ」「反応のよさ」は、アイコンの数が少ないほど目的のアイコンにたどり着くまでクリックする回数が短いため、アイコンが1つの場合が最も評価が高かったと考えられる。「見やすさ」では、被験者が受信トレイを見るのに適切なアイコンが3つであることが分かった。これは調査で「使いこなせる数」と被験者が回答したアイコンの平均値が3.57であることから、スター機能のアイコンの適切な数は3つであると考えられる。
  • キーワード:Gmail、スター機能、ユーザビリティ、色、記号、アイコンの意味

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