共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年6月 - 2020年3月

オンラインゲームによる文化財再生と引きこもりの子どもの学習保障・就労支援

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
  • 田口 純子
  • ,
  • 林 憲吾

課題番号
17K18613
配分額
(総額)
6,370,000円
(直接経費)
4,900,000円
(間接経費)
1,470,000円

既存の学習環境に馴染めない子どもの不登校や引きこもりの背景に、特定領域への強い関心がある。特にゲームへの関心については依存として問題視されることが多いが、その依存をただ解消しようとすることは多くの場合困難である。したがって、彼らが持つゲームへの関心を高い意欲とスキルとして活用し、実社会と結びついた学びに転換する方法の開発が必要である。
本研究では、オンラインの仮想世界に自由にブロックを積み上げるものづくりゲーム「Minecraft」用いて地域のシンボルとなる建物や街並みを再現・復元するプロジェクト型学習(PBL)を開発することを目的とする。
平成30年度は、産学民官の主体同士が協働できるPBLを2地域で開発した。
その一つは、通信制のN高等学校(心斎橋キャンパス、代々木キャンパス)の協力のもと、Minecraftに関心のある高校生とともに、心斎橋キャンパス近隣にある歴史的建造物「大丸心斎橋店本館」の建替え前の姿をMinecraftで復元する放課後活動を実施した。当該活動は高校生によって自主的に運営され、大丸心斎橋店社員・OB等からの建物の歴史のレクチャーや、図面・写真資料の提供、内部お披露目会などの連携を行いながら、通信制高校と近隣企業を結んだ特色ある活動となっている。
もう一つは、埼玉県深谷市の協力のもと、深谷市の住宅で共同生活を行いながらMinecraftでまちのシンボルである「深谷駅」を再現する合宿を、Minecraftに関心のある市内外の高校生と申請者・共同研究者・学生RAの15名程度で、年3回各1週間程度実施した。当該合宿も、市からの情報提供や市職員・地域住民を招いたワークショップ、商店街の協力による街歩き、深谷ドローンスクールの協力による深谷駅の空撮資料の撮影など、さまざまな連携を行いながらMinecraftと地域を結んだ活動に進展した。

リンク情報
Works(作品等)
BOKUCRA - ぼくたちが心斎橋をクラフトする件について。
Works(作品等)
BOKUCRA - ぼくたちが深谷をクラフトする件について。