2003年11月
「想像する力-小川洋子作品の魅力」
「国語教室」
- 巻
- 号
- 78
- 開始ページ
- 50
- 終了ページ
- 53
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 大修館書店 国語教育編集室
小川洋子作品の魅力を教科書に採用された「アンジェリーナ」を中心として論じたもの。「アンジェリーナ」に描かれた〈想像〉に世界は決して甘い、自己逃避として読まれるべきではない。〈僕〉の〈想像〉が〈僕〉の真実(現実)となりえたように、小説は読む者の〈想像〉によって読んだ者の真実(現実)となりうる。読むことも書くことと同様に《想像力》を働かせフィクションを作る営みであることを論じた。