生活行為確認表と興味・関心チェックリストを使って健康高齢者109名の生活の不自由感と参加したい作業を調査した。高齢者が不自由を感じた生活行為は雪かき42%、もの忘れが増えた39%、階段昇降28%の順に多く、している作業はテレビ94%、新聞83%、買い物82%が多かった。してみたい作業はボーリング22%、旅行20%、書道・習字/体操・運動19%、興味がある作業は歴史23%、ボランティア17%、観劇/水泳16%の順に多かった。因子構造の分析によって生活行為確認表の内的整合性が確認され、高齢者の生活の不自由感の評価に適したツールであることが判明した。また、興味・関心チェックリストは高齢者の地域活動の計画に役立つと思われた。(著者抄録)