2019年4月 - 2022年3月
大腸管状腺腫の遺伝子変異プロファイルおよび生物学的多様性についての研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
患者由来の大腸ポリープ(管状腺腫)を用いて、3次元培養であるオルガノイド培養に成功した。樹立したオルガノイドを単細胞に分離して培養したところ、3次元培養として増殖する能力の高い病変と低い病変とが存在することが明らかとなり、管状腺腫は単細胞からの増殖能の点で多様性を示すことが分かった。また単細胞から培養した管状腺腫細胞を再度単細胞に分離して培養した際にも増殖能の多様性を保持していたことから、大腸管状腺腫細胞の増殖能は遺伝子変異以外の機序により制御されている可能性が示唆された。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K08467
- 体系的課題番号 : JP19K08467