2016年8月 - 2018年3月
うつ病の罹患経験によって増悪される脆弱性の脳病態の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
うつ病の罹患経験と関連する脳病態を明らかにするため,うつ病患者,およびうつ病寛解患者の認知課題実施時における脳活動をfMRIを用いて検討した。その結果,幸せ記憶や悲しみ記憶の想起時と,想起後の安静時において,うつ病患者は健常者に比べて,特異的な脳活動の賦活を示した。さらに,大うつ病エピソードを多く経験するほど,自己制御や感情生起に関連する脳領域クラスターにおいて,特異的な結合性が認められた。
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- 課題番号 : 16H07011
- 体系的課題番号 : JP16H07011