2010年10月
GSK-3β-50T/CおよびDBI+529A/T遺伝子多型とアルコール依存症との関連
日本アルコール・薬物医学会雑誌
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- 巻
- 45
- 号
- 5
- 開始ページ
- 430
- 終了ページ
- 436
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本アルコール・アディクション医学会
双極性障害の脆弱性と関連があると報告されているGSK3-β -50T/C遺伝子多型がアルコール依存症にも関連するのか検討を行い、アルコール依存症と関連があるとされているDBI +529A/T遺伝子多型、さらにGSK3-β -50T/C遺伝子多型とアルコール依存症の危険因子とされているジアゼパム結合阻害蛋白質(DBI)+529T対立遺伝子との相互的な関連も検討した。アルコール依存の経歴のない健常者74例、アルコール依存症患者65例を対象とした。GSK3-β -50T/C遺伝子多型における健常者、患者集団の遺伝子型および対立遺伝子の頻度に有意な差異は認めなかった。DBI +529A/T遺伝子多型における健常者、患者集団の遺伝子型および対立遺伝子の頻度に、有意な差異は認めなかった。GSK-3β -50T/C遺伝子多型の各対立多型とDBI +529T対立遺伝子との相互作用は認めなかった。
- ID情報
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- ISSN : 1341-8963
- 医中誌Web ID : 2011164797