共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

AIを活用した次世代型英語スピーキング評価法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K00809
体系的課題番号
JP18K00809
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

本研究の目的は、英語のスピーキングの学習を促す教具としての人工知能の有効性と、英語スピーキング力測定の際の学習情報収集用教育ツールとしての人工知能の有効性の両方を検証するために実証実験を行うことである。
1年目の研究準備段階では、まず英語学習サポートのために開発されたアメリカAKA社の人工知能ロボットであるMusioを導入してその動作確認を行い、Musioの機能の概略をまず研究メンバー全員で確認してから、研究計画を立案した。2年目については、Musioとの英語での対話を通じて、特定の問題の回答を導くためのタスクを構築することとしたが、実際のMusioとの対話を試行したところ、タスクベースの会話が想定通りに機能しないことがわかった。このため、急遽実験方法を変更することにした。具体的には、大学生の実験協力者とMusioの間で自由会話を行ってもらい、その会話記録の分析を行う方法である。この実験については第一段階は終了し、会話記録分析を開始している。また、実験協力者にはMusio使用の会話練習についてのアンケートを実施し、いわゆるAIロボットの導入が学習者にどのようなインパクトをもたらすと想定されるのかを調査することとした。MusioのもつTTS合成音声の品質についても他の市販TTS合成音と比較しつつ検討した。教育機関でのMusio導入にあたっては、新たにMusio Academy Planが用意されており、専用のLMSを利用することでより効果的に会話ログと学習履歴を収集できる。会話記録の分析はこのプランでのLMS上で取得できる会話ログを利用して実施している。このLMSのその他の利用方法についても検討を開始した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K00809
ID情報
  • 課題番号 : 18K00809
  • 体系的課題番号 : JP18K00809

この研究課題の成果一覧

論文

  3

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  9