共同研究・競争的資金等の研究課題

2001年 - 2002年

Rho蛋白質と神経細胞のリモデリングに関する研究

文部科学省  科学研究費補助金(特定領域研究(A), 特定領域研究)  特定領域研究(A), 特定領域研究

課題番号
13041061
体系的課題番号
JP13041061
資金種別
競争的資金

低分子量G蛋白質のRhoは細胞の形態や細胞膜のラッフリング、平滑筋の収縮、細胞凝集、細胞運動、細胞分裂を制御している蛋白質である。この研究は低分子量G蛋白質RhoAとそのRhoAのシグナル伝達経路に関与する蛋白(特にRho Kinase)の活性を生細胞でリアルタイムに視覚化し、低分子量G蛋白質とそのカスケードの機能をin vivoで解析することを目的としている。
計画は2年度にまたがっており、本年度はRho Kinaseに加えて、RhoA蛋白質と相互作用をすることが知られているRhoGDI, Rhotekin, Citron K蛋白質をクローン化し、Rho蛋白質との相互作用を視覚化することを試みた。RhoGDIなどの蛋白質にYFPを付加した遺伝子を作成し、CFPを付加したRhoAの活性型変異体であるRhoA-V14または不活性型変異体であるRhoA-N19を同時に細胞に発現させCFPとYFPの間のFRET効果を指標に蛋白間の相互作用を観察した。その結果RhotekinにおいてRhoA-V14とRhoA-N19の間で少ないながらFRETの差が見られた。今後蛍光変化が大きくなるようにデザインを検討しDNAの配列を調節していく。また神経細胞での視覚化に応用していく。また本研究領域のメンバーである京都大学の根岸教授と共同研究を行うこととなり、細胞の突起形成に関与すると考えられている新...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/13041061
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13041061
ID情報
  • 課題番号 : 13041061
  • 体系的課題番号 : JP13041061