2019年12月2日
J-PARC RCSにあるRF-シールド無しコリメータの結合インピーダンスについて
Proceedings of 10th International Particle Accelerator Conference (IPAC '19) (Internet)
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- 巻
- 1350
- 号
- 1
- 開始ページ
- 163
- 終了ページ
- 166
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1088/1742-6596/1350/1/012113
大強度を目指す加速器では、電子雲と電磁場によるビームの不安定化を防ぐことが重要である。そのため、加速器の真空容器の表面にある穴はすべてTiNの薄膜を付着させたRFシールドで塞ぐのが一般的である。TiNは電子雲を抑制するために、RFシールドは電磁場を抑えるため利用される。しかし、真空中でコリメータの穴をTiNの薄膜を付着させたRFシールドで塞ぐと、RFシールドそのものが機械的に壊れてしまうことがわかった。それは、真空中でTiNの摩擦係数が増大するためである。そこで、我々はコリメータの穴がビーム長に比べて十分短いことに注目し、RFシールドをコリメータから外すことにした。そして、シミュレーションによる計算とネットワークアナライザーによるS行列の測定で、新たに誘起される電磁場の影響を確かめることにした。結果、電磁場のビームに与える影響が無視できることがわかり、実際の運転でそれが可能であることが確認された。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.1088/1742-6596/1350/1/012113
- Scopus
- https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85077788249&origin=inward 本文へのリンクあり
- Scopus Citedby
- https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85077788249&origin=inward
- URL
- https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5065778
- ID情報
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- DOI : 10.1088/1742-6596/1350/1/012113
- ISSN : 1742-6588
- eISSN : 1742-6596
- SCOPUS ID : 85077788249