MISC

2021年10月

1/4波長型超伝導空洞の内面電解研磨の実施報告

Proceedings of 18th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 仁井 啓介*
  • 井田 義明*
  • 上田 英貴*
  • 山口 隆宣*
  • 株本 裕史
  • 神谷 潤一郎
  • 近藤 恭弘
  • 田村 潤
  • 原田 寛之
  • 松井 泰
  • 松田 誠
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開始ページ
334
終了ページ
337
記述言語
日本語
掲載種別

原子力機構の東海タンデム加速器では重イオンビームを用いた核物理・核化学・材料照射などの研究が行われている。タンデム後段にはビームのエネルギーを2-3倍に増加させるための超伝導ブースターが設置されているが、長期間の休止中となっている。この超伝導ブースターの仕様は、型式=同軸1/4波長型共振器(QWR)、最適ビーム速度=光速の10\%、加速電界=5.0MV/m@4Wである。現在、再稼働に向けた取り組みを行っており、各種試験を行う準備として予備の超伝導空洞の電解研磨を検討している。この空洞はニオブ-銅のクラッド板で製作されており、底部に大きな開口があるため、再度の電解研磨処理が可能な構造となっている。今回、マルイ鍍金工業と日本原子力研究開発機構が共同で1/4波長型超伝導空洞内面電解研磨について設備や条件の検討、電解研磨の実施、研磨後表面や空洞性能の評価等を行ったので、その結果を報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5071803

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