MISC

2012年9月

変調磁性細線を用いたDC磁場によるACスピン起電力生成

日本物理学会2012年秋季大会(物性)
  • 家田 淳一
  • ,
  • 山根 結太
  • ,
  • 前川 禎通

記述言語
日本語
掲載種別

スピン起電力は、スピン流物性の新しい研究課題である。通常スピン起電力の生成には、外部磁場により非一様磁化構造の運動を引き起こす必要がある。例えば、磁性細線中の磁壁移動によってDC磁場からDCスピン起電力を生成することができる。また、くし形の強磁性薄膜における強磁性共鳴ではAC磁場からDCスピン起電力が得られ、磁気ディスクの磁気渦の場合はAC磁場からACスピン起電力が得られている。本講演では、周期的に細線幅を変調した強磁性細線中の磁壁移動を用いて、これまでに実現されていなかった「DC磁場によるACスピン起電力の生成法」を提案し、AC周波数の外部磁場・細線形状依存性を議論する。

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