2013年4月 - 2016年3月
巨大氷衛星の作り分け~ガニメデ,カリスト,タイタン~
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
- 課題番号
- 25800242
- 体系的課題番号
- JP25800242
- 配分額
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- (総額)
- 2,990,000円
- (直接経費)
- 2,300,000円
- (間接経費)
- 690,000円
- 資金種別
- 産学連携による資金
3つの巨大氷衛星の異なる内部および表層の特徴を説明するために,含水シリケイト始原核(以後,含水核)を導入したモデルを構築した.半径・密度ともに最大のガニメデでは,岩石中の放射性核種が含水核を加熱して深部が脱水すると,脱水に伴う高粘性率化からさらなる昇温が起こり,含水核深部温度はやがて金属成分の融点を超え,金属核が形成する.脱水したH2Oは上昇して衛星全体が膨張し,表面の伸張性テクトニクスを作り出す.半径と平均密度がガニメデよりやや小さいカリストでは脱水が不十分で金属核は形成しない.2衛星の中間的な半径と密度を持つタイタンは,ガニメデより規模は小さいものの脱水と衛星膨張が生じることが分かった.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25800242
- 体系的課題番号 : JP25800242