基本情報

学位
農学博士(1991年3月 京都大学)

J-GLOBAL ID
201601002904377003
researchmap会員ID
B000260473

大学院の頃より、共生窒素固定に興味を持ち、根粒菌とダイズ品種の組み合わせに、生育についての適性が存在することから、生育抑制物質を生産する根粒菌株の存在を示した。この現象の延長として、PGPR(植物生育促進微生物)の逆の作用を持つ細菌(植物生育抑制細菌)の存在を予想した。そのような菌の集積で引き起こされる潜在的連作障害の存在とダイズの低収への関与について明らかにして、ダイズの生産性向上へ寄与したいと考えている。
また別に、水田転作への野菜作の導入についても取り組んでいる。タマネギに適した緩効性肥料について研究した。さらに湿害対策に向けて、無通気水耕栽培では湿害が起きない事実を応用して、水田跡地で、排水工事なしで野菜が作れないかと考えており、そのために土耕と水耕を合体した新規の栽培法の開発に取り組んでいる。
純粋に基礎的な研究の興味として、生物現象の数学的な記述(下層のモデルからの導出。回帰係数の計算ではない!!)にも興味を持っており、シンク(根粒)同士における光合成産物の競合から根粒のサイズ分布を導き出すために「キャピラリー(光合成産物輸送路の最小単位)仮説」を作った。本仮説を、シンク-ソースの研究のためにどなたかに利用してほしいと願っている。

研究キーワード

  5

学歴

  2

受賞

  1

主要な論文

  41

MISC

  52

講演・口頭発表等

  2