福永健二 (Kenji Fukunaga) - マイポータル

基本情報

所属: 県立広島大学生物資源科学部教授

学位: 博士（農学）(1998年3月京都大学)
修士（農学）(1994年3月京都大学)
学士(1992年3月京都大学)

J-GLOBAL ID: 201101081218226112
researchmap会員ID: B000219337

外部リンク: https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000050435533/

　野生植物から栽培植物への栽培化(domestication)や人為選抜による作物の多様化、野生種・雑草種の適応のメカニズムについて遺伝学やゲノム科学の観点から研究しています。主に雑穀類やその近縁種を研究対象にしています。

研究キーワード

研究分野

経歴

2020年4月 - 現在

県立広島大学, 生物資源科学部, 教授
2015年4月 - 現在

県立広島大学生命環境学部, 教授
2017年4月 - 2019年3月

県立広島大学, 生命環境学部附属フィールド科学教育研究センター, センター長（兼任）
2007年9月 - 2015年3月

県立広島大学, 生命環境学部, 准教授
2006年4月 - 2007年8月

大学共同利用法人・人間文化研究機構総合地球環境学研究所, プロジェクト上級研究員
2004年4月 - 2007年3月

国立民族学博物館共同研究, 共同研究員
2004年4月 - 2006年3月

日文研, 重点支援員
2002年12月 - 2004年3月

フランスレンヌ第一大学, 博士研究員
2002年1月 - 2002年12月

ウィスコンシン大学マジソン校, 博士研究員
1998年4月 - 2000年12月

日本学術振興会特別研究員(PD)

学歴

1992年4月 - 1998年3月

京都大学, 農学研究科, 農林生物学専攻
1988年4月 - 1992年3月

京都大学, 農学部
1985年4月 - 1988年3月

私立武蔵高等学校

受賞

2014年12月

優秀発表賞, 中国地域育種談話会

向成洋平・福永健二ら
2014年

優秀論文賞, 日本育種学会

田中克典, 福永健二ら

論文

Latitudinal adaptation and dispersal pathway of foxtail millet suggested by geographical distribution of transposable elements inserted in the SiPRR37 gene

Kenji Fukunaga, Akira Abe, Kazue Ito, Kaori Oikawa, Masaya Tsuji, Makoto Kawase

Genes & Genetic Systems 99 n/a-n/a 2024年7月査読有り筆頭著者責任著者
Local adaptation in parapatric and sympatric mosaic coastal habitats through trait divergence of Setaria viridis

Matsuo Itoh, Kenji Fukunaga, Takanori Osako

Journal of Ecology 112 784-799 2024年2月13日査読有り
Crop Evolution of Foxtail Millet

Kenji Fukunaga, Makoto Kawase

Plants 13(2) 218-218 2024年1月12日査読有り招待有り筆頭著者責任著者
Crop Evolution of Foxtail Millet

Kenji Fukunaga, Makoto Kawase

Preprint 2023年12月12日招待有り筆頭著者責任著者
アワの遺伝学－これまでの進展と雑穀のゲノム研究

福永健二

雑穀研究 38 10-17 2023年3月招待有り筆頭著者最終著者責任著者
Recombinant inbred lines and next-generation sequencing enable rapid identification of candidate genes involved in morphological and agronomic traits in foxtail millet

Kenji Fukunaga, Akira Abe, Yohei Mukainari, Kaho Komori, Keisuke Tanaka, Akari Fujihara, Hiroki Yaegashi, Michie Kobayashi, Kazue Ito, Takanori Ohsako …

Scientific Reports 12(1) 218-218 2022年1月7日査読有り筆頭著者責任著者
Insertion of a transposable element in Less Shattering1 (SvLes1) gene is not always involved in foxtail millet (Setaria italica) domestication

Kenji Fukunaga, Sarasa Matsuyama, Akira Abe, Michie Kobayashi, Kazue Ito

Genetic Resources and Crop Evolution 68 2923-2930 2021年3月15日査読有り筆頭著者責任著者
モデル植物となったエノコログサーその雑草生物学への適用（総説）

福永健二, 大迫敬義

雑草研究 65(4) 140-149 2020年12月査読有り筆頭著者責任著者
Phylogenetic analysis of the Si7PPO gene in foxtail millet, Setaria italica, provides further evidence for multiple origins of negative phenol color reaction phenotype

Fukunaga, Kenji, M. Z. Nur, Takahiko Inoue, Shin Taketa, Katsuyuki Ichitani

Genes and Genetic Systems 95(4) 191-199 2020年11月査読有り筆頭著者責任著者
レトロトランスポゾンを用いた４倍体ブドウ品種識別DNAマーカーの開発

高田翔太, 藤田景子, 門田有希, 福永健二

DNA多型 28(1) 46-50 2020年7月責任著者
アワの栽培と加工（総説）

福永健二

生命環境学術誌 12 1-18 2020年3月査読有り筆頭著者責任著者
遺伝学から見たモチ性穀類の起源：モチの文化誌とモチの遺伝子（総説）

福永健二

育種学研究 21(1) 1-10 2019年6月1日査読有り筆頭著者最終著者責任著者
Genotyping of the SiDREB2 gene in worldwide foxtail millet (Setaria italica (L.) P. Beauv.) genetic resources with special attention to Indian landraces

Shohei Suehiro, Katsuyuki Ichitani, Eiji Domon, Kenji Fukunaga

Genetic Resources and Crop Evolution 65 1559-1564 2018年5月8日査読有り最終著者責任著者
アワの起源と作物進化雑草ネコジャラシはどのようにして雑穀アワになったのか？

福永健二

化学と生物 55(2) 98-104 2017年1月査読有り招待有り筆頭著者最終著者責任著者
Genetic analysis of NEKODE1 gene involved in panicle branching of foxtail millet, Setaria italica (L.) P. Beauv., and mapping by using QTL-seq

Hisato Masumoto, Hiroki Takagi, Yohei Mukainari, Ryohei Terauchi, Kenji Fukunaga

MOLECULAR BREEDING 36(5) 1-8 2016年5月査読有り最終著者責任著者
アワゲノムシークエンス情報に基づくSSRマーカーの開発と、台湾品種・日本品種の間のF2集団における連鎖地図作成

瀧野佑希, 石田ゆき, 向成洋平, 福永健二

生命環境学雑誌 8 13-27 2016年3月査読有り最終著者責任著者
A nucleotide substitution at the 5 ' splice site of intron 1 of rice HEADING DATE 1 (HD1) gene homolog in foxtail millet, broadly found in landraces from Europe and Asia

Kenji Fukunaga, Naoko Izuka, Takehiro Hachiken, Satoshi Mizuguchi, Hidemi Ito, Katsuyuki Ichitani

CROP JOURNAL 3(6) 481-488 2015年12月査読有り筆頭著者責任著者
Multiple origins of the phenol reaction negative phenotype in foxtail millet, Setaria italica (L.) P. Beauv., were caused by independent loss-of-function mutations of the polyphenol oxidase (Si7PPO) gene during domestication

Takahiko Inoue, Takahisa Yuo, Takeshi Ohta, Eriko Hitomi, Katsuyuki Ichitani, Makoto Kawase, Shin Taketa, Kenji Fukunaga

MOLECULAR GENETICS AND GENOMICS 290(4) 1563-1574 2015年8月査読有り最終著者責任著者
アワ[Setaria italica(L.)P.Beauv.]におけるrDNAのマッピング

向成洋平, 鈴木優紀, 福永健二

生命環境学術誌 6 9-15 2014年3月査読有り最終著者責任著者
Diversification and genetic differentiation of cultivated melon inferred from sequence polymorphism in the chloroplast genome

Katsunori Tanaka, Yukari Akashi, Kenji Fukunaga, Tatsuya Yamamoto, Yasheng Aierken, Hidetaka Nishida, Chun Lin Long, Hiromichi Yoshino, Yo-Ichiro Sato, Kenji Kato

BREEDING SCIENCE 63(2) 183-196 2013年6月査読有り

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MISC

88

書評牧野周・渡辺正夫・村井耕二・榊原均「エッセルシャル植物生理学農学系のための基礎」講談社 2022年（ISBN 978-4065295816）

福永健二

生物資源学術誌 15 35-37 2023年3月
Flexible ddRAD-Seq 法によるアワ在来品種及びエノコログサ遺伝資源の多様性解析

福永健二

生物資源ゲノム解析拠点ニュースレター No. 9 NGRCニュース(東京農業大学生物資源ゲノム解析センター） 13 32-32 2022年3月筆頭著者最終著者責任著者
282

書評：山根京子「わさびの日本史」(ISBN: 978-4829972335) (文一総合出版)

福永健二

生物資源学術誌 13 13-14 2021年3月31日筆頭著者最終著者責任著者
Flexible ddRAD-seq 法によるアワ在来品種遺伝資源の多様性解析

福永健二

生物資源ゲノム解析拠点ニュースレター（東京農業大学生物資源ゲノム解析拠点） 8 34-34 2021年3月筆頭著者責任著者
雑穀アワの組換え近交系のリシークエンシング ―新規マッピング集団の構築

福永健二

生物資源ゲノム解析拠点ニュースレター（東京農業大学生物資源ゲノム解析拠点） 7 15-15 2020年3月筆頭著者責任著者
フィールド科学卒業論文－教育GP選定から10年

福永健二, 入船浩平, 五味正志, 甲村浩之, 西村和之, 村田和賀代, 吉野智之

生命環境学術誌 11 33-36 2019年3月筆頭著者責任著者
フィールド科学教育研究センターの紹介

福永健二

県立広島大学同窓会報 13 36-36 2018年3月招待有り
自著紹介 Genetics and Genomics of Setaria Chapter 7

福永健二

生命環境学術誌 10 25-27 2018年3月筆頭著者最終著者責任著者
DNAマーカーを用いたアワNEKODE1遺伝子のファインマッピング

西岡紀花, 桝本尚人, 高木宏樹, 高木宏樹, 一谷勝之, 寺内良平, 寺内良平, 福永健二

育種学研究 20 2018年
教育GP紹介（文部科学省質の高い教育促進プログラム）「学士力向上を図るフィールド科学の創設～中山間地域の生物資源の体系的活用による実践的教育～」

福永健二

県立広島大学生命環境学術誌 3 75-77 2010年3月筆頭著者最終著者責任著者
4. 福永健二＜勝手にライバル＞第4戦、学術

福永健二

日本経済新聞・夕刊 15面夕悠関西 2006年8月24日
地球研京都発（9）「安定供給の鍵は遺伝的多様性」

福永健二

毎日新聞京都版・朝刊第3地域面 2006年7月22日招待有り
アワ Waxy 遺伝子の構造変異と分化 3. RFLP によってモチ性品種に特異的に見出された 2 種類の挿入配列

福永健二, 河瀬眞琴, 加藤鎌司

育種学研究 = Breeding research 2(2) 219-219 2000年9月25日
アワwaxy遺伝子の構造変異と分化 2.アワwaxy遺伝子の構造の決定及びイントロン長多型

福永健二, 河瀬眞琴, 加藤鎌司

育種学研究 = Breeding research 2(1) 238-238 2000年4月
核とミトコンドリアDNAのRFLP多型を用いたアワの系統分化の解析

福永健二, 河瀬真琴, 加藤鎌司

育種学研究 1 1999年
アワwaxy遺伝子の構造変異と分化 1. 第12イントロンに見られた挿入配列

福永健二, 河瀬真琴, 加藤鎌司

育種学雑誌 48 1998年

書籍等出版物

The Foxtail Millet Genome

Kenji Fukunaga (担当:分担執筆, 範囲:Chapter 7. Genetic Structure of Foxtail Millet Landraces (p.77-83))

2017年 (ISBN: 9783319656168)
Genetics and Genomics of Setaria

Kenji Fukunaga (担当:分担執筆, 範囲:Chapter 7 Genetic differentiation and crop evolution of foxtail millet)

Springer 2017年1月 (ISBN: 9783319451039)
農耕起源の人類史

福永健二 (担当:共訳, 範囲:第８章アメリカ大陸における初期農耕) (原著:Bellwood, Peter S)

京都大学学術出版会 2008年7月 (ISBN: 9784876987221)
地球の処方箋 : 環境問題の根源に迫る

福永健二 (担当:分担執筆, 範囲:食料生産の歴史と遺伝的多様性)

昭和堂 2008年3月 (ISBN: 9784812208168)
『雑穀の自然史―その起源と文化を求めて』

河瀬眞琴, 福永健二 (担当:分担執筆, 範囲:アワの遺伝的変異とエノコログサ)

北海道大学図書刊行会 2003年9月 (ISBN: 4832980513)

講演・口頭発表等

はじめに

福永健二

第146回日本育種学会市民公開シンポジウム 2024年9月23日
ddRAD-seqを用いたアワ雑種集団でのQTL解析とアワ在来品種の系統解析

福永健二, 阿部陽, 田中啓介, 河瀬眞琴

生物資源ゲノム解析拠点研究報告会 2024年9月6日
南東北地域の畑地にみられるイネ科オヒシバ属雑草とその倍数性

宮浦理恵, 齊藤さくら, 福永健二, 浅井元朗

日本雑草学会第63回大会 2024年3月28日
エノコログサとハマエノコロの雑種由来RIL集団を用いた草型の QTL解析

平大貴, 福永健二, 大迫敬義

日本育種学会第145回講演会 2024年3月17日
アワの猫手（猫足）はYABBY遺伝子の変異か？

福永健二, 阿部成, 阿部陽, 濱下求, 渡邊いぶき

日本育種学会第145回講演会 2024年3月16日
アワとエノコログサの RILs 育成と GRAS-Di 技術を利用した連鎖地図作成

渡邊いぶき, 中村千里, 門田有希, 福永健二

日本育種学会第144回講演会 2023年9月17日
アワ葉鞘色に関する遺伝解析及び変異型の地理的分布

辻誠也, 松山さらさ, 伊藤和江, 及川香梨, 阿部陽, 福永健二

日本育種学会第144回講演会 2023年9月17日
ddRAD-seq によるアワ在来品種の系統解析及び PRR37 遺伝子トランスポゾン挿入型の地理的分布

福永健二, 阿部陽, 田中啓介, 辻誠也, 河瀨眞琴

日本育種学会春季大会・第143回講演会 2023年3月18日
アワの作物進化研究へのNGSの応用

福永健二

日本育種学会春季大会・第143回講演会ランチョンセミナー 2023年3月17日招待有り
アワの遺伝学

福永健二

国際雑穀年記念シンポジウム「雑穀の新たな潮流」 2023年1月7日招待有り
アワ・エノコログサの刺毛に関する遺伝子

福永健二

イネ科作物の穂先突起の形態を制御する遺伝子岡山大学植物研共同研究拠点ワークショップ 2022年12月21日招待有り
アワ葉鞘のアントシアニン形成を制御するR-S遺伝子の構造解析

辻誠也, 阿部陽, 福永健二

第14回中国地域育種談話会 2022年12月11日
遺伝資源とゲノム科学が切りひらく品種改良の世界

福永健二

中高大連携公開講座「大学で何を学ぶか」（安芸高田地区） 2022年11月12日招待有り
新たなモデル植物—Setaria（アワとエノコログサ）

福永健二

関東雑草研究会『第4回関雑オンライン雑草学講座』 2022年10月11日招待有り
アワの葉鞘色に関わるC遺伝子の異なるトランスポゾン挿入型の地理的分布

辻誠也, 松山さらさ, 阿部陽, 福永健二

第13回中国地域育種談話会 2021年12月11日
QTL-seqとDNAマーカーによるアワのサルデ遺伝子の探索

滝口央基, 齋藤佑真, 阿部陽, 福永健二

第13回中国地域育種談話会 2021年12月11日招待有り
育種と進化

福永健二

県立広島大学庄原キャンパスオープンキャンパス 2021年8月12日
育種と進化

福永健二

県立広島大学庄原キャンパスオープンキャンパス 2021年8月11日
育種学と進化生物学

福永健二

高大連携講座 2021年7月31日
育種と進化

福永健二

県立広島大学オープンキャンパス 2021年7月18日