2016年4月 - 2018年3月
How serious is nonignorable missingness?
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
無視不可能な欠測(NMAR)が存在するとき,欠測メカニズムを組み入れない尤度(観測尤度)に基づく最尤推定量(MLE)にはバイアスが生じる。本研究では,そのバイアスを理論的に評価する方法論を新規に開発した。その結果に基づき,適切な補助変数を導入することがMLEのバイアスを減少させること,および不適切な補助変数の導入はバイアスを増加させることを証明した。
欠測メカニズムと観測変数間の因果関係とが独立にバイアス評価に関与する状況の数学的本質を解明した。
欠測メカニズムの特定においてセミパラメトリック法を採用し,欠測メカニズムに要求される強い仮定を緩和した下での統計的推測方法を発展させた。
欠測メカニズムと観測変数間の因果関係とが独立にバイアス評価に関与する状況の数学的本質を解明した。
欠測メカニズムの特定においてセミパラメトリック法を採用し,欠測メカニズムに要求される強い仮定を緩和した下での統計的推測方法を発展させた。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K12402
- 体系的課題番号 : JP16K12402