MISC

2011年9月

内腸骨動脈瘤に対するCovered stent治療の検討

新潟市民病院医誌
  • 佐藤 迪夫
  • 大久保 健志
  • 大槻 総
  • 池上 龍太郎
  • 矢野 利明
  • 小林 剛
  • 保坂 幸男
  • 土田 圭一
  • 尾崎 和幸
  • 高橋 和義
  • 三井田 努
  • 小田 弘隆
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32
1
開始ページ
9
終了ページ
13
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
新潟市民病院

【目的】当科で経験した内腸骨動脈瘤に対して、胆管用のカバードステントであるNiti-S Com Vi stent(Medical Co Ltd,Korea)を使用した経皮的カテーテル治療の短期成績について検討する。【対象・方法】2006年11月から2010年9月までの間に6例の内腸骨動脈瘤患者に対し、経皮的カテーテル治療を施行し、カバードステント:Niti-S Com Vi stent(Medical Co Ltd,Korea)留置を行った。6例のうち2例は内腸骨動脈に直接カバードステントを留置したが、4例には総腸骨動脈から外腸骨動脈にかけてカバードステントを留置し、内腸骨動脈の入口部を覆う方法で治療を行った。また6例中4例に対してはステント留置に加え、コイルによる動脈塞栓術を併用した。【結果】検討した6症例の経皮的カテーテル治療は全例で成功し、手技に際して大量出血や動脈解離などの重篤な合併症も認めなかった。更に経皮的カテーテル治療後、5例に対して平均12ヵ月後(1〜26ヵ月)に造影CT撮影を行い、いずれの症例でもステント内再狭窄や瘤内への造影剤漏出を認めなかった。【結論】内腸骨動脈瘤に対するカバードステントを使用した経皮的カテーテル治療は安全でかつ高い成功率を見込める手技である。また手技後の短期的な結果も良好と考えられたが、今後中〜長期結果に関して更なるfollowが必要である。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 0389-1453
  • 医中誌Web ID : 2012036711

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